- 歯科衛生士の年収っていくらくらいなんだろう
- 平均や相場を教えてほしい
- 高い年収をもらう方法も知りたい
歯科衛生士として働いていると、「平均年収っていくらくらいなんだろう」と疑問に思うことがありますよね。
この記事では、歯科衛生士の年収事情と高い給料をもらう方法を紹介します。
✔︎ この記事を書いたひと
年収や給料で損をしたくない歯科衛生士さんは、ぜひご覧ください。
■ もくじ
歯科衛生士の年収はいくら?【結論:386万円です】
年収 | 3,866,500円(残業・手当含む) |
月給 | 278,000円 |
手取り | 220,000円 |
ボーナス(賞与) | 25万〜60万円 |
時給 | 1,100〜1,500円 |
初任給 | 23万円 |
初任給の手取り | 18万円 |
平均労働時間 | 169時間 / 月 |
歯科衛生士の年収は年々高くなっています。(2014年は335万円、2018年は360万円)
歯科衛生士の初任給は、一般大卒の女性の初任給より月額で3万円以上高い水準です。
- 求人が多いので就職しやすい
- 国家資格なのでどこでも働け
上記のようなメリットのある仕事です。
歯科衛生士の年収を職場別・年齢別・地域別に解説します
歯科衛生士の年収を、以下の状況別で紹介します。
- 職場の種類別
- 年齢別
- 地域別
- 看護師との比較
職場の種類別
歯科衛生士は「職場の種類」によって平均年収は変わります。
具体的には、つぎの通りです。
一般病院(国立) | 一般病院(法人) | 個人開業医 |
450万円 | 380万円 | 300万円 |
個人の開業に比べて、病院の給料は高めです。
✔︎ 病院の種類
歯科衛生士の病院での働き方については、以下の記事でくわしく解説しています。
» 病院勤務の歯科衛生士の仕事内容・年収を解説【デメリットあり】
年齢別の平均年収
歯科衛生士の平均年収は以下のとおりです。
21~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 55~59歳 |
300万円 | 330万円 | 340万円 | 350万円 | 390万円 | 370万円 | 400万円 | 430万円 |
20代の平均年収はやや低めですが、40歳を越えると高くなる傾向があります。
また60歳を越えてもバリバリ働いてる歯科衛生士さんも多いので、息の長い仕事だと言えます。
年代ごとの詳しい給料と年収は以下で解説しています。
地域別の平均年収
地域別の平均年収は次のとおりです。
北海道 | 東北 | 関東 | 東海 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 |
310万円 | 320万円 | 360万円 | 350万円 | 360万円 | 310万円 | 310万円 | 310万円 |
関東や関西のようなエリアの平均年収は高く、特に東京・神奈川といった首都圏では高年収の傾向にあります。
逆に地方は平均年収が低くなりがちですが、物価や生活コストが安い…といった特徴もあります。
エリアによってもさらに細かく相場が分かれているので、近隣の相場を調べるなら転職サイトの求人情報が1番リアルです。
特徴 | おすすめポイント | 公式サイト | |
🥇 デンタルワーカー | ・人間関係が事前にわかる ・転職のプロが丁寧にサポート | 高待遇の求人が多いので 1番オススメ | \登録はこちら/ |
🥈 ファーストナビ | ・歯科衛生士の4人に1人が利用 ・院長の人柄をリサーチできる | 恵まれた人間関係で 働きたい人におすすめ | \登録はこちら/ |
🥉 ジョブメドレー![]() | ・利用者満足度96% ・希望条件がみつかる検索機能 | 希望にあった求人が メールで届く | \登録はこちら/ |
看護師との比較
よく比較されるものとして、看護師との比較…があります。
歯科衛生士 | 看護師 |
386万円 | 499万円 |
平均年収で看護師の方が年収で100万円以上高いことがわかります。
月給になおすと、歯科衛生士の平均月給が25万〜30万円に対して、看護師の平均月給は37万〜40万円。

看護師の方が、月収でも約10万円ほど高くなります。
離職率は高い
歯科衛生士と看護師に共通することのひとつに、離職率の高さがあります。
どちらも70%以上が転職経験があり、特に20代のうちに約半分が転職する職種です。
平均年収386万円のからくり
- 平均年収が368万円って高すぎ
- 自分はこんなにもらってない
このように感じた歯科衛生士さんも多いはず。平均年収386万円には、からくりがあります。
対象歯科衛生士の基準が高い
参考データの元である賃金構造基本統計調査。この調査の対象者はつぎの通り。
勤続年数 | 6.6年 |
年齢 | 34.9歳 |
所属 | 10人以上のスタッフがいる歯科医院 |
つまり、規模が大きめの歯科医院で長く勤めている歯科衛生士が対象です。
以下のような現実を考えると、なかなかハードルが高いですよね。
- 歯科医院の8割がスタッフ10人以下の小規模
- 歯科衛生士は結婚・出産・介護などのライフイベントでブランク期間ができやすい
小規模の歯科医院は年収300万
小規模の歯科医院に勤務する歯科衛生士にフォーカスしたデータもあります。» 医療経済実態調査(令和3年)
このデータから読み取れることは、つぎの通り。
平均年収 | 300万円 |
平均給料月額 | 212,190円 |
年間賞与 | 50万円 |
つまり、歯科衛生士の実態に近い年収は300万円と考えられます。
中央値は重要
実態を知るなら、中央値を知ることは重要です。中央値を知ると、実態に近い値を予測することができます。
歯科衛生士の平均年収は386万円ですが、中央値は「年収300万円」。このように、少人数の値が飛びぬけて高いと平均値は跳ね上がります。

今回のデータでは大きな医療法人や公的な病院で働いている少数の歯科衛生士が平均値を大きくあげています。
しかし歯科衛生士の80%は、一般の歯科医院に勤めています(» 勤務実態調査報告書)。そのため「中央値」を考えることは重要です。
つまり歯科衛生士の年収は、中央値の値である「年収300万円」が実態に近いです。
歯科衛生士が高い年収をもらう方法
歯科衛生士が高い年収をもらう方法は以下の5つです。
- 副業する
- 給料の高い歯科医院に転職する
- ひとつの歯科医院に長く勤める
- 資格をとる
- 東京で働く
副業する
副業すると、年収を高めることができます。本業以外の収入があるのは、心の余裕にもつながります。
興味のあるものから始めるのがおすすめです。
給料の高い歯科医院に転職する
いまよりも給料が高い歯科医院に転職すると、年収は上がります。
詳しい情報をしりたい人には、転職エージェントがおすすめ。適正給料を教えてくれたり、給料の交渉をおこなってくれます。
転職エージェントは無料で利用できるので、給料に不満のある人は一度相談してみましょう。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
特徴 | おすすめポイント | 公式サイト | |
🥇 デンタルワーカー | ・シークレットの高額求人多数 ・人間関係が事前にわかる | 条件交渉もできるので 1番オススメ | \登録はこちら/ |
🥈 ファーストナビ | ・歯科衛生士の4人に1人が利用 ・院長の人柄をリサーチできる | 恵まれた人間関係で 働きたい人におすすめ | \登録はこちら/ |
🥉 ジョブメドレー![]() | ・利用者満足度96% ・希望条件がみつかる検索機能 | 希望にあった求人が メールで届く | \登録はこちら/ |
とくにデンタルワーカーは、年間転職成功者3万人を誇る転職サイトです。» デンタルワーカーの口コミ・評判

強引に転職をすすめられることもないので、高待遇の職場を見つけたい歯科衛生士さんにぴったりの転職サイトです。
ひとつの歯科医院に長く勤める
長く在籍すれば、年収は上がっていきます。
条件は、昇給制度がしっかりあるかどうか。雇用契約書や先輩歯科衛生士に確認してください。
交渉して、年収が上がった例もあります。
» 歯科衛生士が給料交渉を成功させる5つのコツ
逆に、昇給が期待できなければ、転職も視野に入れましょう。
資格をとる
資格は年収を高める要素です。スキルや知識がある歯科衛生士は、重宝されます。
一方で資格取得には、「時間がかかる」「おもったより年収が上がらない」可能性も。
- 働いている歯科医院にマッチしている
- 興味がある分野
上記のような資格から勉強してみるのがおすすめです。具体的な資格は以下の記事で解説しています。
東京で働く
東京は地方に比べて、年収が高め。そのため、東京で働くのも一つの手段です。
その分、物価も高いので、年収と生活費のバランスが重要です。
» 歯科衛生士の「東京での就職」を成功に導く転職サイト 3選
年収だけで仕事を考えるのは危険
仕事を続けていくために年収は大切です。
しかし年収だけを基準にして安易に転職すると、「激務で耐えられない」「人間関係が最悪」と悩むことも。
年収以外に注意するポイントを紹介します。
- 雇用条件をチェックする
- 人間関係は重要
- 年収が高くなる見込みを調べる
雇用条件をチェックする
雇用条件をしっかりチェックしましょう。いかに年収が高くても雇用条件が悪ければ、実質的な幸福度は下がります。
- 労働時間が長すぎる
- 休日がない
- 残業代が出ない
- 有給がない
このような場合は、時給で換算すると平均よりも低い可能性もあります。雇用契約書をしっかり確認しましょう。
人間関係は重要
職場の人間関係は重要です。狭い空間で人間関係が悪いと、地獄です。
- 院長がパワハラ気味
- お局歯科衛生士が意地悪
このような職場では、いくら年収が高くても長続きしません。

歯科衛生士の転職理由、第1位は人間関係のトラブルです。
仕事上でのストレスは、健康に影響します。年収も低く、人間関係も悪い場合は、転職を考えましょう。
年収が高くなる見込みを調べる
いまは年収が高くなくても、将来的に伸びしろがあるかどうかは重要です。
昇給の有無を、雇用契約書や先輩歯科衛生士に確認しましょう。
年収をしって、高い給料をもらいましょう
今回は、歯科衛生士の年収について解説しました。
年収 | 3,866,500円(残業・手当含む) |
月給 | 278,000円 |
手取り | 220,000円 |
ボーナス(賞与) | 25万〜60万円 |
時給 | 1,100〜1,500円 |
初任給 | 23万円 |
初任給の手取り | 18万円 |
平均労働時間 | 169時間 / 月 |
不当に低い年収で働いてしまうと、毎年に何十万円ものお金を損することも。将来で考えると、とんでもない額ですよね。
そのため適正な年収を知ることは大切です。いまより高い年収をもらう方法はつぎの通りです。
- 副業する
- 給料の高い歯科医院に転職する
- ひとつの歯科医院に長く勤める
- 資格をとる
- 東京で働く
詳しくは以下の記事で解説しています。
高い年収をもらいたいひとは、できることから行動してみてください。

働きたいエリアの年収や院内の雰囲気を調べるなら、転職サイトを利用するのが便利です。
希望に合った求人を見つけるなら、まずは転職サイトに登録して求人をチェックしてみて下さい。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
転職サイト | 特徴 | おすすめポイント | 公式サイト |
🥇 デンタルワーカー | ・シークレットの高額求人多数 ・人間関係が事前にわかる ・強引な転職斡旋なし | 高待遇の求人が多いので 1番おすすめ | \登録はこちら/ |
🥈 ファーストナビ | ・日本最大級の求人数 ・院内のくわしい情報が豊富 ・歯科衛生士の4人に1人が利用 | 恵まれた人間関係で 働きたい人におすすめ | \登録はこちら/ |
🥉 ジョブメドレー![]() | ・多彩な検索機能 ・利用者の満足度96% ・医療系転職サイトの大手 | ゆっくりマイペースで 就職活動ができる | \登録はこちら/ |