- 転職を考えているんだけど…
- 歯科医院の見学ってどんな感じですればよいのかな
- 歯科医院見学のポイントやコツを教えてほしい
歯科医院の見学で「医院の雰囲気」を見極められないと、自分に合わない職場に就職してしまうリスクが高まります。
結果、再び転職することになったり、ストレスで体調不良になってしまう場合も。
この記事では、歯科衛生士が歯科医院を見学するときのポイントを解説します。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事を読むと、歯科医院を見極める確率をグッと上げることができます。
■ もくじ
歯科医院:見学のポイント
歯科医院の見学時にチェックしておきたい重要ポイントは、以下の8つです。
- 院内の雰囲気
- 院長・スタッフの人柄
- 患者層
- 業務内容・治療風景
- 使っている器具・器材
- 衛生管理・消毒滅菌
- ユニフォーム
- 通勤経路
上記のポイントは、求人情報を眺めただけではわからないことが多いです。
院内の雰囲気
院内の雰囲気を確認するのは重要です。自分に「合う・合わない」を判断するための大きな基準だからです。
診療室・待合室・スタッフルームでの様子を、観察して下さい。
- 歯科医師のスタッフに対する態度は?
- スタッフの患者さんに対する態度は?
- スタッフ同士の声かけ・挨拶はある?
- スタッフに笑顔がある?
- なんとなく違和感を感じないか?
歯科医院によって雰囲気は違います。

セカセカしている歯科医院から、のんびりした歯科医院までさまざまです。
院内の雰囲気は、実際に見てみることが大切です。感じ取った雰囲気は、自分に合う・合わないの参考になります。
院長・スタッフの人柄
人柄は、実際に会わないとわかりません。
- 院長
- 勤務医
- 歯科衛生士
- 歯科助手
できるだけ多くの方と話してみましょう。
スタッフ同士で話している様子や、患者さんとの接し方もみておくのはおすすめです。
患者層
患者層をチェックしてみてください。自分が働く姿をイメージしやすくなります。
- 子ども
- 高齢者
- 社会人
- 外国人
メインで見ている患者層・時間帯による変化(午前はお年寄り、午後はこども…など)も重要なポイントです。
医院を案内してくれる人に聞いたり、アポイント帳をチェックして確認しましょう。
業務内容・治療風景
業務内容を確認しておくと、働いたときのイメージがしやすいです。
- 患者さんの来院〜会計までの流れ
- 治療風景
- バックオフィスでの業務内容
治療の見学が可能なときは、迷惑にならない位置から見学するようにしてください。
診療時間やペースを確認するためには、アポイント帳をみせてもらうのは有効です。
使っている器具・器材
器具、器材はチェックしましょう。
- スケーラー
- レセコン
- ユニット
今まで使ったことのある器材なら、スムーズに扱うことができます。
以下で解説しますが、滅菌状況や清潔感も確認してください。
衛生管理・消毒滅菌
消毒、滅菌の状態は確認しておきましょう。衛生管理が杜撰だと、感染症や医療事故の原因になります。

以前は、器具の使い回している歯科医院もあったとか…
スタッフの衛生管理の意識は、安全に働くための大切な指標です。
ユニフォーム
ユニフォームもチェックしてください。好みのユニフォームだと、やる気は上がります。
白衣タイプ・ケーシー・エプロン…歯科医院によって色々です。
ユニフォーム指定の歯科医院もあれば、自分で買ってOKの歯科医院もあります。
歯科衛生士なら、1着はもっておきたい白衣です。
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通勤経路
通勤経路は重要です。
自分の家から歯科医院に向かってみることで、わかることも多いです。
- 距離
- 混雑具合
- 乗り換え
- コンビニの場所
見学に向かう間に、歯科医院の立地をマップで確認しおきましょう。

複数の歯科医院を見学して、比較することは重要です。転職サイトを活用して、歯科医院を絞り込みましょう。
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歯科医院 見学の流れ
歯科医院を見学する流れは、以下のとおりです。
- ①:院長やスタッフへ挨拶
- ②:白衣が必要な場合は着替える
- ③:診療室で見学をする
- ④:気になることがある場合は院長やスタッフに質問する
- ⑤:見学後に院長とお話をする(本面接の場合もあり)
- ⑥:お礼を伝える
院長もスタッフも、あなたがどのような人なのかチェックをしています。院長だけでなくスタッフにも明るく挨拶をしましょう。
見学終了後には、院長と話す時間がある場合が多いです。気になることは質問しましょう。
見学時に聞くこと・質問
見学時に聞くことは、次の通りです。
- 歯科衛生士が行う業務
- 1日の患者数やアポの取り方
- どのような治療が多いのか
歯科衛生士が行う業務
歯科衛生士として、どのような業務を行うのか確認するのは大切です。
- 診療補助がメイン
- 予防処置がメイン
- 診療行為の範囲
- 受付業務の必要性
- 担当性かどうか
歯科医院によって、業務内容は異なります。
自分の希望にあうか、やったことのない業務は教えてもらえるのか…を確認してください。

自分が望んでいる仕事ができるか確認するためにも、どのような業務を行うのか質問しておきましょう。
1日の患者数やアポの取り方
以下の点は、確認しておくことが大切です。
- 1日にどれくらいの患者さんが来院するか
- 1人あたりどれくらいの時間をかけているのか
忙しい歯科医院であれば、スピード感が重視されます。
落ち着いた空間で仕事をしたい場合は、余裕を持ったアポの取り方をしている歯科医院を探しましょう。

「アポイント帳をみせてもらう」「見学の案内者にきく」は有効です。
1〜2時間の見学のみでは分かりにくいポイントですので、しっかり聞いてみてください。
どのような治療が多いのか
- 保険 or 自費
- 小児 or 成人 or 高齢者
- 虫歯 or 歯周病
- 保存 or 補綴 or 外科
歯科医院ごとに特長があります。時間帯によっても、治療の傾向が異なります。
「見学時には子供の治療が多かったけど、実際は全然違った」ということも少なくありません。
歯科衛生士の業務内容とあわせて、確認しておくことが大切です。
質問の例文
質問の具体例を紹介します。
- アポイントは1日何人くらいですか?
- 定時は△時ですが、医院を出れるのは何時ですか?
- 有給休暇はとれますか?
- 忙しい曜日や時間帯はありますか?
- 基本給はいくらですか?
- 先生は優しいですか?(見学担当が歯科衛生士の場合)
- 福利厚生は何がありませすか?
聞きたいことがあれば、しっかり確認しておくことが大切です。
» 歯科衛生士の転職面接|よくある8つの質問と回答例【逆質問の例文あり】
歯科衛生士が医院見学するメリット
メリットは「自分の目で確かめられる」です。
自分の目で確かめられる
- 仕事内容
- スタッフの人数、年齢層
- 現場の雰囲気
- 院長の人柄
- 患者さんの多さ
自分に合いそうな職場か、直接確認することができるのがメリットです。
医院見学するデメリット
見学するデメリットは、以下のとおりです。
- 時間がかかる
- 見学だけでは100%見抜けない
時間がかかる
見学するのは時間がかかるので、正直手間です。
しかし、事前の情報が少ない状態で働き始めるのは、かなりのデメリットです。
「スタッフの雰囲気が良くない」「院長が怖い」「予防処置を頑張りたいのに、診療補助ばっかりだ」などの不満が出てきやすくなります。
100%見抜くのは難しい
一度の見学だけで、歯科医院のすべてを見抜くことは難しいです。働いてみないとわからないことも、たくさんあります。

しかし、絶対に合わない職場を省けるのは大きな利点です。
転職を成功させたいと考えている歯科衛生士は、複数の歯科医院を見学をするようにしましょう。
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歯科医院を見学するときの注意点
見学するときは、次の点に注意して下さい。
- 見学時の身だしなみ・服装
- 持ち物
- 見学する軒数
- 見学時間
- 事前に予約する
- マナーやルールを守る
- 前日にチェックする
見学時の身だしなみ・服装
歯科医院を見学するときの身だしなみは、以下のとおりです。
- ナチュラルメイク
- 清潔感のある服装
- 髪の毛はまとめる
歯科医院の見学に、気合いを入れておしゃれをしていく必要はありません。服装はリクルートスーツがベストです。
院長やスタッフだけでなく、患者さんからも好感を持てる身だしなみを心がけましょう。
見学時の持ち物
見学時の持ち物は、以下の4つです。
- メモ帳
- 筆記用具
- 白衣
- 院内シューズ
メモ帳と筆記用具は、治療内容や診療の流れなどを記録する際に必要です。
複数の歯科医院を見学する場合は、後から医院の特徴を見直したり、比較することができます。

気になることはメモに残すようにしましょう。
見学する件数
歯科医院の見学をする件数は、2〜3件がベストです。
1件だけだと、比較できないので不便です。あまり多くの歯科医院で見学をしても、逆に迷ってしまいます。
- 勤務場所
- 給与
- 診療内容
- 休診日
希望条件に合いそうな2〜3件の歯科医院をリストアップし、自分に合っている歯科医院を探すのが効率的です。
手当たり次第に、歯科医院を見学するのはNGです。
事前にわかる情報で「見学してみたい」と思う歯科医院を2〜3件に絞りましょう。
見学時間
見学の時間は、1〜2時間がおすすめです。
- 長すぎると、診療に影響する・疲れる
- 短すぎると、院内の雰囲気を把握できない

スタッフの関係性や院長の人柄をしっかり把握したいなら、半日の見学にしましょう。
歯科医院によって忙しい時間帯も異なるので、迷惑にならない時間帯を確認しておくことも大切です。
事前に予約する
見学の前に、事前に連絡をして予約を取ることが必要です。
予約をとらずに見学することはできません。申し込み方法は以下の2つです。
- 電話やメールで直接申し込む
- 転職サイト経由で申し込む
直接申し込む場合は、見学したい旨を伝えましょう。

候補日を3つ用意しておくと、スムーズです。
転職エージェントを利用している場合は、候補日を伝えるだけで日程調整してくれます。
転職エージェントの利用は無料です。希望の歯科医院を見つけたい人は、転職サイトに登録して、転職エージェントを活用しましょう。
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複数の歯科医院を見学して、比較するのは大切です。
マナーやルールを守る
見学の際は、マナーやルールに注意してください。
- 遅刻をしない
- 静かに見学する
- 診療の邪魔にならないようにする

気をつけることを、見学当日に聞いてみるのもおすすめ。
明るくハキハキと元気に挨拶することもポイントです。見学であっても、患者さんにとってはスタッフに見えます。
「おはようございます」「お大事に」など患者さんへの挨拶も忘れないようにしましょう。
見学のNG例
見学する際のNGな例は、以下の通りです。
✔︎ 見学時のNG行動の例
- スタッフが忙しいときに質問する
- 覗き込むように見学する
- 声が大きすぎる
前日にチェックする
見学を受ける前に、次のことは確認しておきましょう。
- 医院の場所
- 交通手段
- 見学時に必要な持ち物
見学時に遅刻しないように、医院までの移動時間を前もって調べておくことも重要です。
時間に余裕をもって出発して、時間前には着くようにしてください。
記事中盤の「見学時の持ち物」で紹介したように、基本的な持ち物は以下の通りです。
✔︎ 見学時の持ち物
- メモ帳
- 筆記用具
- 白衣
- 院内シューズ
前日にすべて確認して、準備するのは重要です。
見学のみはできる?
見学と面接はセットになっている歯科医院は多いです。
しかし、歯科医院によっては見学後の面接をせずに「見学のみ」をできる所もあります。
結論、見学のみはおすすめしません。
見学と面接をセットで行うことで、聞きたい内容をしっかり確認できるからです。
✔︎ 面接で確認できること
- 給料
- 雇用条件
- 福利厚生
- 医院の理念
面接することで、院長の人柄を知ることができるのもメリットです。
後日の面接も可能な歯科医院もありますが、何度も通うのも手間です。できるだけまとめてましょう。

オンライン見学会は雰囲気が伝わりにくいので、直接見学するのがおすすめです。
採用者はこういう所をみている
採用者は次のような視点から、歯科医院に合うかどうかをみています。
- 挨拶
- 口調
- 経験
- 清潔感
- 仕事への姿勢
- 新しい環境への適応能力
振る舞いや話した感じから、自分の歯科医院に合うか判断されます。
「歯科医院の見学」で職場選びの決め手をつかもう
本記事では、歯科衛生士の歯科医院見学について解説しました。
✔︎ 見学するポイント
歯科衛生士にとって歯科医院見学は、とても有益な体験です。
少し手間はかかりますが、2〜3件の歯科医院を見学してみてください。就職後をイメージできる可能性が高まります。

希望の歯科医院に就職するためは、比較が重要です。
転職エージェントに依頼すると、見学までをストレスフリーでセッティングしてくれます。積極的に利用しましょう。
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