歯科衛生士として自分にあった歯科医院で働きたい!…と思ったことはありませんか?
とはいえ、歯科衛生士が転職・就職に不安を感じてしまうケースはわりと多いです。
- 何から始めたらいいかわからない
- 歯医者の求人って色々ありすぎて迷う
- もっといい条件の歯科医院で仕事したいな
- いまより転職先の方が最低だったらどうしよう
この記事では、転職に不安をもつ歯科衛生士さんにむけて、「転職に失敗しない方法」「転職を成功させるコツ」を解説します。
✔︎ 本記事の内容
✔︎ この記事を書いたひと
歯科衛生士の転職・就職に関するリアルをたくさん目の当たりにしています。
この記事を読むと、歯科衛生士さんが自分にあった歯科医院をみつけることができるようになります。
- 転職に不安がある
- 転職に失敗したくない
このような歯科衛生士さんはぜひご覧ください。
※「本質」を書いた長文です。すべて読むと2分ほどかかるので、本気度の高い歯科衛生士さん向けの内容です。
細かい説明はいらないから「知りたいところから読みたい」というひとは、目次から飛んでくださいね!
■ 目次
【歯科衛生士向け】失敗しない転職活動のロードマップ
歯科衛生士が転職に失敗するパターンは決まっています。
転職に失敗しやすい歯科衛生士の行動パターン
実際に、わたしもこれで失敗しています。
- ①:転職サイトの求人を眺める
- ②:いまより好条件の求人を見つけ出して、応募する
- ③:ざっくり見学して、面接で好印象になりそうな受け答えをする
- ④:内定をもらって就職する
これでなぜ失敗するかというと、「なんとなく」探してしまっているからです。
その結果として、以下のような状況に陥りやすくなります。
- 人間関係や職場環境が全然あわない
- 条件面に釣られて入ったら明らかにブラック歯科医院だった
もちろん、うまくいくパターンもあります。
一方で、数ヶ月でまた転職活動…という負のスパイラルになる可能性も高いです。
歯科衛生士が転職に失敗しない手順
結論、つぎの5つのステップです。
- 【STEP1】歯科衛生士の転職事情を知る
- 【STEP2】転職の軸を明確にする
- 【STEP3】歯医者の求人を探す、選ぶ
- 【STEP4】転職サイトに登録 → 作業を自動化する
- 【STEP5】歯科医院に応募する
順番に解説していきます。
【STEP1】歯科衛生士の転職事情を知る
歯科衛生士の転職事情を理解することで、自分の立ち位置を把握することができます。

まわりはどんな感じなんだろう…と知ることで、不安を減らす効果も。
転職事情は変化しています。
そのため、転職を考える際には転職事情をアタマの中に入れておくことは重要です。
歯科衛生士の転職事情
歯科衛生士の転職事情は以下の通りです。(引用:歯科衛生士の勤務実態調査)
平均在籍期間 | 6年 |
転職率 | 75% |
転職先 | 歯科医院90% 病院5%・その他(行政・企業)5% |
転職までの期間 | 1〜2ヶ月 |
ライフスタイルや環境によって異なり、早ければ1ヶ月で退職したり、逆に10年以上勤めるパターンもあります。
75%(4人に3人)の歯科衛生士さんに転職経験があり、複数回の転職することも当たり前です。
転職を考えてから、1〜2ヶ月ほどで次の職場に転職しています。

歯科衛生士の転職は「よくある出来事」です。
歯科衛生士の転職理由【動機】
歯科衛生士が転職する理由・動機は次の5つです。
- 人間関係
- 給料
- 待遇
- 仕事内容
- ライフステージの変化
転職を考えている歯科衛生士さんは、どれかに当てはまっているのではないでしょうか。
1. 人間関係
院長、歯科助手、歯科衛生士…と狭い空間で働く歯科医院では、人間関係の悪化は地獄です。
中には、いじめやパワハラ…が横行している歯科医院もあります。
いじめを受けている歯科衛生士さんの解決方法はこちらを参考にしてください ▼
パワハラ対策はこちらの記事をどうぞ ▼
2. 給料
今もらっている給料に不満がある場合も転職の大きな理由です。
歯科衛生士の平均給料は年収で約386万円。
»【386万円】歯科衛生士の年収を徹底解説|高い給料をもらう方法も併せて紹介
給料が低いとシンプルにモチベーションが下がりますよね。
歯科衛生士が高収入を稼ぐ方法はこちらの記事で解説しています ▼
「今が安すぎる」「もっと給料をもらいたい」…という歯科衛生士さんはぜひご覧ください。
3. 待遇
歯科衛生士としての待遇は安心して仕事するために必要な要素です。
- 勤務時間
- 有給休暇
- 退職金
- 社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険)
中には歯科医院ではわりとブラックなところも。
4. 仕事内容
歯科衛生士として、やりがいを失っていませんか?
- 仕事に物足りない
- 病院の理念についていけない
このような状況であれば、転職を考えた方がよいです。

院長が尊敬できない…のような「人間関係」と重なる部分もありますね。
すべての歯科衛生士が仕事に「やりがい」をもつべき…とは思いません。
ですが、「やりがいをもって仕事したい」という歯科衛生士さんは満足のできる職場を探しましょう。
5. ライフステージの変化
ライフステージが変わることで、転職するパターンもあります。
- 結婚
- 子育て
- 介護
- 引っ越し
一度退職して時間が経ってから就職する…という歯科衛生士さんも多いです。
» 歯科衛生士が復帰に成功するシンプルな方法【ブランク20年でも安心】
歯科衛生士の有効求人倍率は20倍
歯科衛生士の有効求人倍率は20倍です。

有効求人倍率とは「求人数を求職者で割った値」。
つまり、一人の歯科衛生士を20件もの歯科医院が欲しがっている…ということになります。
これは「歯科医院が歯科衛生士を選ぶ」のではなく「歯科衛生士が歯科医院を選ぶことができる」…という状態です。
他の職種では有効求人倍率1.1倍(10人の求職者を11の会社が求めている)などの厳しい業種もあります。
歯科衛生士は比較的、転職しやすい職業です。
【STEP2】転職の軸を明確にする
- なぜ転職しようと思ったのか
- 新しい職場になにを期待するか
この2つを整理することで、効率的にかつ、正確に求人を分析できるようになります。
結果、自分にとっての「転職の軸」がうまれます。

100人いれば100通りの軸があります。
やってみるとわかりますが、この軸を整理するのは割と大変です。
とはいえ、「軸なし転職」の失敗談はよくきくので、しっかり自分と向き合いましょう。
なぜ転職しようと思ったのか【感情が大事】
なぜ転職しようと思ったのか…を改めて考えてみましょう。
- もっと稼ぎたい
- 今の職場に飽きた
- 職場までが遠すぎる
- 人間関係がクソすぎる…
- 子育てをしやすい職場がよい
- 歯科衛生士としてのスキルアップしたい
感情の向くままにドンドンあげていくことがコツです。
新しい職場に何を期待するか【具体的におとしこむ】
「なぜ転職しようと思ったのか」であげた理由を「新しい職場に期待すること」におとしこんでいきます。
- もっと稼ぎたい → 月に30万円
- 職場までが遠すぎる → 自宅から15分以内で通勤
- 自分の時間がとれない → 残業がない歯科医院、土日休み
- 人間関係がクソすぎる… → 優しい性格のスタッフや院長
- 子育てをしやすい職場がよい → 育休、休暇、有給の制度が整っている
- 歯科衛生士としてのスキルアップしたい→勉強会やセミナーが充実している
…こんな感じです。
優先順位をつける【すてる勇気をもつ】
理想の職場に近いものがイメージできたと思います。
「人間関係」「給料」「待遇(福利厚生)」「やりがい」…これらを初めからすべて満たす歯科医院はありません。
- 給料もよく
- 人間関係も最高
- 休みは多い
- 労働時間は短く
- 福利厚生も整っている
- 通勤しやすい
…こんな職場があったとしたら、教えてほしいですよね。
もしあったとしても誰も辞めないので、なかなか求人情報に出てきません。
つまりここから、優先順位を決めていきます。「新しい職場に何を期待するか」の順番を並べましょう。
月に30万の給料がもらえれば、通勤は1時間かかってもよい
つまり
給料 > 通勤時間
優しい性格のスタッフや院長と働けるなら、給料はやすくてもよい
つまり
人間関係 > 給料
このような感じになります。
並べ終わったら、これが転職活動の「軸」になります。この軸が決まったら、はじめて「求人」を探していきます。
【STEP3】歯医者の求人を探す・選ぶ
- 知り合いの紹介
- ハローワーク
- 歯科医院のホームページ
- 歯科衛生士向けの転職サイト
歯医者の求人を探すためにはこのような方法があります。
メリット・デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット | |
知り合いの紹介 | ・信頼性が高い ・悪い話も聞ける | ・合わなかった時にやめにくい ・なかなか求人が出ない |
ハローワーク | ・地元での求人につよい ・全国に540箇所で相談可能 | ・詳細の情報が得られにくい ・ハローワークに行って「休職申込手続き」が必要 |
歯科医院のホームページ | ・詳細な情報がわかる ・写真や動画が豊富 | ・ネット上でみつけにくい ・申し込むのに勇気が必要 |
転職サイト・求人サイト | ・求人数が多い ・検索と比較がしやすい | ・架空の求人がある ・サイトの数が多すぎる |
きめた軸にマッチするか確認する
「決めた軸」にマッチする求人を探していきます。
ハローワークや歯科衛生士向け検索サイトをつかう場合は、最初にすべての条件を入力します。
結果としてヒットする求人が「10件以内」になるまで絞り込んでいきましょう。
- 0件 → 軸の条件が厳しすぎる
- 10件以上 → 軸の条件が甘い
10件なら情報を得つつ、比較しやすいです。
どうしても絞りきれない、またはヒット数が多いときは「優先する軸」をさらに追加していきます。
歯医者の求人を見極める【3つの注意ポイント】
正直、歯医者の求人を完璧に見極めることは難しいです。
嘘の情報の可能性があるだけでなく、人間関係のように「合う・合わない」といった要素が含まれるからです。
とはいえ、求人を見極めるために注意するポイント・コツは存在します。
- 給料が高すぎる
- 抽象的な言葉が多い
- つねに採用をしている
給料が高すぎる
給料が高すぎる…は「自費のノルマ」があったり「労働時間」が長い…などの可能性があります。
そのような職場は心身を削られ、メンタルを病んでしまうこともあるので、事前にしっかり調べることが大切です。

まわりの求人の相場よりも20%ほど給料が高いときは、言葉通りに飛びつくのは危険です。
抽象的な言葉が多い
求人に、「アットホームな歯科医院です」「やりがいのある職場!」などの文言が延々と並んでいる歯医者は注意です。
具体的にアピールする実績や長所がないため、フワッとした言葉で表現することがあるからです。
つねに採用している
長い間、求人が出ている歯科医院は「なかなか決まらない」か「すぐに辞めている」可能性があります。
業務が拡大していたり、転職サイトから情報を消していない…といった可能性もありますが、注意する必要はあります。
こういった変な求人を一定水準で避けるためには、以下が重要です。
- 軸がブレないようにする
- 新鮮な求人情報を常に仕入れる
- 見学に行って、職場の雰囲気を感じる
そして、「転職後を考える」で後述しますが、「失敗した時の可能性を考えておく」も自分を守る武器となります。
歯科衛生士の就職先の選び方は以下の記事でくわしく解説しています ▼
【STEP4】転職サイトに登録 → 作業を自動化する
歯科衛生士の転職に「転職サイト」は必須のツールです。
✔︎ 転職サイトを使う理由
- 比較ができる
- 情報の量が豊富
- 細かい条件で検索できる
- スマホやパソコンで簡単に検索できる
転職サイト以外の方法で転職を考えている方も、転職サイトも併用することはおすすめです。
転職サイトをつかって「良い求人」に出会う方法
具体的な手順はつぎの通りになります。
- ①:転職サイトに登録する(余裕のある人は複数)
- ②:自動メール通知やエージェント機能を利用して、未知の可能性をさがす
- ③:同時に、自分でも求人を探す
- ④:気になった求人に応募する
この方法を使うことで、自分に合った求人に出会う確率は大きく高まります。
✔︎自動メール通知とは?
・希望する条件をあらかじめ登録しておくと、その条件にあった求人をメールで教えてくれる。
・鮮度の高い情報が得られ、新着求人の見逃しもない。いちいち転職サイトをチェックする手間が省ける。
✔︎ エージェント機能とは?
・歯科衛生士専門のエージェントが転職活動の代理人となってくれる。手数料は無料。
・内部の人間関係や院長の性格など、サイトには公開しにくい情報を教えてくれる。給料交渉やアフターサポートも。
転職サイトに登録 → 作業を自動化する
転職サイトに登録して利用することで、有利に転職活動を進めることができます。
求人を見極める作業を自動化できるので、シンプルに自分に合った職場に出会いやすくなるからです。
利用する転職サイトによって、それぞれ強みがあります。
- 希望にあった求人のみをメール受信できる
- エージェントがすべて代行してくれる
- スカウトをうけることができる
- 面接に同行してくれる
- 履歴書や職務経歴書の書き方を教えてくれる
このような機能を使うことで、効率的にモレなく探すことができます。
積極的に利用しましょう。
おすすめの転職サイト
おすすめの転職サイトは次のとおりです。自分にマッチしそうなサイトから利用してみてください。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
転職サイト | 特徴 | おすすめポイント | 公式サイト |
🥇 デンタルワーカー | ・人間関係が事前にわかる ・転職のプロが丁寧にサポート ・強引な転職斡旋なし | 高待遇の求人が多いので 1番おすすめ | \登録はこちら/ |
🥈 ファーストナビ | ・非公開の求人が多数 ・内部のくわしい情報が豊富 ・歯科衛生士の4人に1人が利用 | 恵まれた人間関係で 働きたい人におすすめ | \登録はこちら/ |
🥉 ジョブメドレー![]() | ・多彩な検索機能 ・利用者の満足度96% ・医療系転職サイトの大手 | ゆっくりマイペースで 就職活動ができる | \登録はこちら/ |
とくにデンタルワーカーは年間転職成功者3万人を誇る転職サイト。

求人紹介だけでなく、給与交渉・履歴書の添削・面接の同行までサポートしてくれるのは、他の転職サイトにはない強みです。
強引に転職をすすめられることもないので、転職に不安のある歯科衛生士さんにぴったりの転職サイトです。
転職サイト・求人サイトに騙されてはいけない【過信禁物】
これだけ転職サイトをオススメしてきましたが、注意点もあります。
それは、転職サイトに騙されてはいけない…ということです。

お金を多く払った歯科医院の求人が目立つ場所や検索上位に出ることも。
何度も目にする求人や人気の求人が「自分にマッチする求人」とは限りません。
惑わされないためには「しっかりと軸を決め、条件を絞って検索する」ことが重要です。
【STEP5】歯科医院に応募する
ここから就職までの流れは以下の通りです。
- 求人に応募する
- 歯科医院を見学、面接する
- 内定をうけ、承諾する
- 就職する(転職完了)
※ 転職サイトを利用した場合、応募するまでは登録した個人情報は誰にも公開されません。
求人に応募する
気になった求人に応募します。
応募する際に必要なものは、次の2点です。
- 履歴書
- 職務経歴書
履歴書は氏名・住所・学歴・職歴などのプロフィールを記入します。
職務経歴書は詳しい職歴・強み・志望動機など、自己PRをするための書類です。

自己PRの内容で印象は大きく変わります。
応募先する歯科医院のホームページを参考にしつつ、丁寧に仕上げましょう。
✔︎ 歯科衛生士の平均応募数は3件
歯科衛生士が転職で応募する歯科医院の数は平均で3件。
何個でも応募できますが、手間がかかりすぎます。1つだけだと、ダメだった時に効率が悪いです。
そのため、3〜5件まで絞って応募しましょう。
歯科医院を見学、面接する
応募すると、見学・面接の連絡が担当者からきます。(既に募集が決まってしまっていると、来ない場合もあります)
聞きたいことはすべて聞くようにしましょう。
見学と面接は、歯科医院の雰囲気や院長の人柄を知ることができるチャンスです。

見学と面接ですべてを知ることは難しいかもしれません。
ここでは、「違和感を感じないかどうか」を大事にしてください。
最初の違和感は正しいことが多いです。
見学と面接はお互いが判断する場です。マナーや礼儀を忘れないようにしましょう。
✔︎ 見学は必須
たまに面倒くさがって見学せずに就職する歯科衛生士さんがしますが、オススメしません。
やはり肌で感じる感覚は大切だからです。特別な事情がない限り、見学するようにしてください。
もし遠方の場合では、オンラインの見学やエージェントを利用してナマの情報を手に入れるようにしましょう。
内定をうけ、承諾する
結果として、「内定をうける」→「承諾する」の流れで就職が決まります。
ここでは「労働条件通知書」や「雇用契約書」をしっかり確認しましょう。
これらの書類を確認して、問題なければ承諾します。

転職・就職後のトラブルを防ぐため、忘れないところに保管しておきましょう。
【わりと大事】転職後を考える
転職が決まったあとはトラブルが発生しやすいポイントでもあります。
退職の手続き
いま、就職している歯科衛生士さんは退職手続きが必要です。なるべくスムーズに退職するようにしましょう。
「何ヶ月前にいえばよいのだろう…」と悩む歯科衛生士さんは多いですが、法律上は「2週間前に退職を伝えればOK」です。
しかし現状は、就業規則で「退職は1ヶ月前に申告」などと決められていることが多いです。
歯科衛生士が円満に退職する方法は以下の記事で解説しています。
退職の手続きについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください ▼
初出勤でやること
転職が決まった後、初出勤までには以下の項目をチェックしておきましょう。
- 出勤時間
- 服装・みだしなみ
- 当日の持ち物
- 病院から支給されるもの
- 必要書類
- 労働契約書(雇用契約書)
初出勤までにやることをもっと詳しくしりたい方はこちらをどうぞ ▼
歯科衛生士の転職は「失敗を前提」に考える
矛盾するようですが、歯科衛生士の転職で大切な考え方は「失敗を前提で考えておくこと」です。
これまで紹介してきた方法で、失敗しない確率は高めることができます。
それでも、100%成功する転職はありません。「合う・合わない」は存在するからです。

そのため「絶対に失敗してはいけない」と負荷をかけるより、「もしかしたら失敗するかも」と考えていた方が転職はうまくいきます。
万が一転職に失敗しても、自分を責めたり凹みすぎたりしないでくださいね。
歯科衛生士はいま必要とされている職業です。働きやすい職場はかならず見つかります!
失敗前提で考える大事さは、こちらの記事で紹介しています ▼
【Q&A】歯科衛生士の転職に関するよくある疑問・悩み
よくある疑問を「Q&A」という形で記事にしています。疑問や悩みに思う事があれば、チェックしてみてください。
転職活動はいつからはじめたらよいの?
基本、思い立ったタイミングで始めましょう。本気で転職したい!…場合でなくても構いません。
「なんとなく思った」場合でも、定期的に求人をチェックしておきましょう。
いまの自分の労働環境を、他の歯科医院と比較することができます。
転職に有利な時期は?
歯科衛生士の転職に有利な時期は5月と9月と言われています。
- 5月:五月病の影響で4月に就職した歯科衛生士が辞めやすい時期
- 9月:一般企業の転勤や移動が多い。出産の多い時期
とはいえこれはあくまで「時期が重なったらラッキー」程度に考えてください。
転職を考えた時がベストタイミングです。時期だけにこだわりすぎて、良質な求人を見逃さないように注意してください。

「賞与・ボーナスをもらったら」「今年度いっぱい」などゴールをきめておくと、本気度が上がります。
転職活動は働きながら?辞めてから?
状況によります。
いま働いている歯科医院があるひとは、働きながら…が基本です。
- 急いでないけど、よい条件の歯科医院があれば…
- いまの職場に不満がありつつ、給料がなくなると困る
このような場合は働きながら…で問題ありません。
収入が途切れずに、じっくり探すことができます。その反面、よい求人あってもフットワークが鈍くなりやすいです。
逆に、つぎに当てはまる場合は、まずは退職が最優先になります。
- 明日からいきたくない。絶対やめてやる!
- パワハラを受けていてメンタルが崩壊しそう…
心身をリフレッシュして自分を見直す時間が取れます。
とはいえ、収入がとぎれたり、自堕落な生活に陥るリスクがあるので慎重さも忘れずにしてください。
このあたりの基準はこちらの記事を参考にしてください ▼
転職の回数が多いんだけど…
歯科衛生士の平均転職回数は2.5回です。
3回以上転職を繰り返している歯科衛生士さんもかなりいます。
とはいえ転職回数が多いと不利な要素になりやすいです。

そのため、自分1人だけで転職活動せず、転職サイトのエージェント機能を利用するのはオススメです。
自分の利点と欠点を客観的に判断して、マッチする歯科医院を紹介してくれます。
転職の回数が多い歯科衛生士が転職に成功する方法は、こちらの記事で解説しています ▼
今の職場から引き止めをうけて困っている
退職の意思を伝えた途端、引き止めにあうことがあります。
これは、つぎの理由が考えられます。
- 歯科衛生士が不足している
- 採用にコストかかる
- 純粋に必要とされている
どんな理由にしろ、引き止めを振り切るには「勇気+α」が必要です。
詳細はこちらの記事をご覧ください ▼
大規模と小規模の歯科医院に違いはある?
結論、あります。ざっくり言うと、次のような違いがあります。
小規模(個人開業医) | 大規模(病院歯科・医療法人) | |
給料 | 低め | 高め |
福利厚生 | 病院による | 安定している |
人間関係 | 密でアットホーム | 派閥ができやすい |
急な休み | とりにくい | とりやすい |
症例数 | 少ない | 多い |
求人数 | 多い | 少ない |
自分に合う規模の歯科医院で働くことも重要です。
詳細はこちらの記事をご覧ください ▼
人間関係が怖い…
一度、人間関係でこじれた経験があると、人間関係が恐怖に思いますよね。
事実、歯科衛生士の転職理由の第一位は人間関係です。
人間関係に不安のある歯科衛生士さんは以下の記事をご覧ください ▼
事前にしっかりリサーチすることで、「働いてはいけない職場」を一定数、削除することができます。
とにかく「のんびりした環境で仕事したい!」…という歯科衛生士さんにぜひ読んでほしい記事はこちら ▼
ブランク明けの就職に不安…怖い…
ブランクは過度に心配しなくて大丈夫です。
歯科衛生士は結婚や子育てなどでブランクが生まれやすい職業です。

そのため、ブランク明けの歯科衛生士さんを受け入れている歯科医院は数多く存在します。
勇気をもって復帰してみてください。
ブランクからの復帰に不安や怖さをもっている歯科衛生士さんの背中をソッとおす記事はこちら ▼
新卒で辞めたいけど、辞めていいのかな?
新卒の歯科衛生士さんが仕事を辞めたくなる…このパターン、実は多いです。
新卒の歯科衛生士さんは3ヶ月で30%が退職する…というデータもあります。
仕事を覚えるまではガマンする必要な場合もありますが、身体と心の健康が第一です。
「仕事がつらすぎる」「学生に戻りたい…」と感じている歯科衛生士さんはこの記事を参考にしてください ▼
20代の歯科衛生士だけど訪問歯科ってあり?
結論、アリです。
実際、訪問歯科で活躍する20代の歯科衛生士はたくさんいます。
以前は20代で訪問歯科で働くことは「まだ早い」という風潮がありました。
- まずは一般歯科を勉強してから
- 若い人よりも経験のある方がお年寄りには向いている
しかし最近は高齢化に伴い、訪問歯科の求人も爆発的に増えてきました。
そのため年齢関係なく、訪問歯科に興味のある歯科衛生士さんも増えています。誰でも最初は未経験です。
興味のあることを大切にしましょう。
詳しい解説はこちら ▼
都会と地方での転職に違いはある?
都会と地方での転職には大きく2つの違いがあります。
- 求人数
- 給料
都会の方が求人数も多く、給料も高い傾向にあります。
とはいえ、都会は生活コストも高いので、手元に残る分でいえば有利ともいいきれません。
今はオンラインも増えてきましたが、勉強会やセミナーは都会で開催されることも多いです。
一度都会で働いてみる…というのも、人生の経験としてよいかもしれません。
東京での歯科衛生士として働くメリット・デメリットはこちら ▼
転職って何歳までできる?
意欲と体力があれば、何歳になっても働くことができます。
歯科衛生士は必要とされている職種です。実際に60代・70代でも現役バリバリの歯科衛生士さんもいます。

とはいえ、体力と知識の面から、採用の枠は狭くなってくるのも事実。
そのため、転職は早ければ早い方がいいです。
今が人生で若い…ということは忘れないでくださいね。
「歳を取ったらどうなるの?」「定年は?」..が気になる歯科衛生士さんはこちらの記事を参考にしてください ▼
前の歯科医院の方がよかった…と後悔したら?
転職先があわず、「前に働いていた歯科医院の方がよかった…」と思うパターンがあります。
前の職場を円満退職していて、かつ戻る枠があるならば戻ることも可能です。

実際、何年かたって戻ってくる例も。
戻りたいなら、戻れるか確認してみるのはアリです。
一方で、歯科衛生士の転職先は山ほどあります。もし失敗しても、新しくスタートをきることも可能です。
コロナのような感染症が怖い
歯科衛生士は、不特定多数の飛沫を浴びやすい職業です。
心理的な不安を抱える歯科衛生士さんもたくさんいます。

院内の感染対策がされているかどうかは基本中の基本。
感染への意識や、ワクチンなどの対応は事前に確認するようにしましょう。
まとめ:時間を賢く節約しつつ、失敗しない転職をめざそう
今回は、転職に失敗したくない歯科衛生士さんへ「転職活動のロードマップ」を解説しました。
要点をまとめます。
- 【STEP1】歯科衛生士の転職事情を知る
- 【STEP2】自分の軸を明確にする
- 【STEP3】歯医者の求人を探す、選ぶ
- 【STEP4】転職サイトに登録 → 作業を自動化する
- 【STEP5】歯科医院に応募する
歯科衛生士さんがこの内容を手順通りに実践してください。
最小限の労力で、今よりも好条件の仕事につく…という転職が可能になります。
- 自分にあった歯科医院で働きたい
- 転職に失敗したくない
このような歯科衛生士さんはぜひトライしてみてください!
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト