
就職活動中の歯科衛生士「就職先をどうやって決めたらよいかわからない。希望にあった歯科医院に就職するには、どうしたらよいのだろう…」
できることなら、自分に合った歯科医院…に就職したいですよね。
とはいえ、就職活動をする中で就職先をどうやって決めたらよいの?…と迷うケースは多いはず。歯科衛生士の求人は山ほどあることも、悩みの種です。
そこでこの記事では、歯科衛生士の就職先の正しい選び方・決め方…を紹介します。
✔︎ 本記事の内容
✔︎ この記事を書いたひと
実際に歯科衛生士の「就職活動のリアル」をたくさん見てきました。
この記事を読むと、就職活動に不安をかかえる歯科衛生士さんが「就職に成功する確率」…をアップすることができます。
■ もくじ
歯科衛生士の就職先の選び方
自分に合った歯科医院に就職するためには、まず「選び方」が重要です。
選ぶポイントはつぎの5つです。
- 理念がある
- 給料が基準以上
- 労働環境が整っている
- 教育に熱心
- 医院内の人間関係がよい
この5つの環境がよければよいほど、選ぶべき歯科医院ということになります。
理念がある
自分に合った歯科医院で働きたい…と思うのであれば、医院の掲げている「理念」は大切です。
どのような理念の歯科医院で働くかは、そのまま歯科衛生士としてどのように仕事できるか…に直結します。

理念に共感できれば、それは「やりがい」にも繋がりますよね。
ホームページで大々的に掲げている歯科医院もあるので、チェックしてみましょう。
とはいえ、文章だけではわかりません。
とんでもない理念を掲げている歯科医院はありませんし、どこも基本的には「患者さんのため」を謳っています。
- 院内の清潔感
- スタッフの雰囲気
- 院長から受ける雰囲気
ですので、実際に面接をしたときに、上記の項目を注意深く観察しましょう。
給料が基準以上
基準以上のお給料をもらえる…ということは重要です。
お給料をもらって働く人はすべて、「自分の技術と時間」を「お給料」に換えて生活しています。

お金の話はいやらしいと思われがちですが、お給料もらえなければ生活していくことはできません。
そのため労働の対価はきっちりともらうことで、気持ちよく働くことができます。
転職サイトをつかって、地域の相場を確認しておくことは大切です。
» 給料25万円の歯科衛生士の手取りは19.8万円|手取りアップの方法も解説
労働環境が整っている
労働環境が整っている歯科医院を選びましょう。
しっかりした労働環境があるからこそ、安心して仕事をすることができます。
とくに次の項目は、しっかり雇用契約書で確認してください。
- 有給
- 社保完備
- 産休、育休
- ハラスメント対応
✔︎ 自分にとっての働きやすさも要チェック
自分にとっての働きやすさもしっかりと確認することは大切です。
- 休日
- 勤務時間
- 働く場所(通いやすさ)
このような労働環境は、事前にわかるので、しっかりと求人情報を確認することが大切です。
» 歯科衛生士が楽に働ける歯科医院を見つける方法【楽な職場でのんびり】
教育に熱心
教育熱心な環境は「向上心の高い歯科衛生士」にとっては、ありがたい職場です。
歯科衛生士としてのスキルアップができるからです。
歯科衛生士として働く上で、「つよみ」は持っておくに越したことはありません。
- 専門医が在籍している
- 資格手当を導入している
- 院内セミナーを開催している
- セミナー、学会の費用を負担してくれる
最近は、教育に力を入れている歯科医院も増えてきています。
歯科医院内の人間関係がよい
歯科医院内の人間関係は思った以上に重要です。
歯科衛生士は、狭い空間の中で1日中仕事する職業。そのため人間関係が悪いと、ハッキリいって地獄です。
実際、歯科衛生士の退職する理由第1位は「人間関係」…です。
- 院長と合わない
- 同僚に無視される
- お局歯科衛生士にいじめられた
このようなキツイ環境では、長く働くことはできません。怒鳴る、叩く…のようなハラスメント行為が横行している歯科医院も。

今までは知り合いでもいない限り、こういった「医院の内部の情報」を事前に仕入れることは簡単ではありませんでした。
そのため、ひどい歯科医院は避けることができる可能性は高くなったといえます。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
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就職先の決め方【就職活動に失敗しないコツ】
つぎの通りです。
- ①:優先事項を決める
- ②:求人情報からしぼりこむ
- ③:見学する
- ④:面接する
一見、当たり前ですが、ひとつひとつの過程がとても重要です。
①:優先事項を決める
まず最初にやるべきことは「優先事項を決める」ということです。
優先事項を決める理由は次のとおりです。
- すべての希望にあう医院は少ない
- 働いてみないとわからない
そのため、理念・給料・労働環境・スキルアップ・院内の人間関係…の中から、優先順位を決めておくことは大切です。
たとえば、過去のような事柄です。
- 給料が月に30万円なら、働く場所が遠くても構わない
- 社保完備は絶対条件
- とにかく楽な職場で働きたい
- 医院内の人間関係さえよければ、給料は少なくてもOK
優先すべき希望条件がブレてしてしまうと絞り込みが甘くなってしまいます。
希望にあった歯科医院に就職するためにも、希望条件は明確にもつようにしましょう。
②:求人情報からしぼりこむ
転職サイトに希望条件をすべて入力してみましょう。
これで、求人情報が大量にヒットするようであれば検索が甘いです。目安として、10件まで絞り込むようにしましょう。
- 副業OK
- 新卒OK
- ネイルOK
- 年収500万円以上
- 18時までには終了
こだわりの条件で検索できるサイトも多いので、しぼりこんでみてください。
逆に、全く出てこない場合は検索条件がキツすぎ…です。優先順位の低いものから外していくと、求人がでてきます。
このあたりは転職サイトをうまく活用するしかありません。
転職サイトを活用する
就職先を選ぶためには、転職サイトを活用することが重要です。
求人の紹介だけでなく、給料交渉・履歴書の添削・面接の対策をトータルサポートしてくれる転職サイトを使いましょう。
いまは働いている人の口コミや人間関係をリサーチしてくれる転職サイトも。無料で利用できるので、積極的に活用してみてください。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
とくにデンタルワーカーは、年間転職者数3万人を誇る転職サイト。

求人紹介だけでなく、給与交渉や履歴書の添削・面接の同行までサポートしてくれるのは、他の転職サイトにはない強みです。
強引に転職をすすめられることもないので、転職に不安のある歯科衛生士さんにぴったりの転職サイトです。
③:見学する
10件まで医院を絞り込んだら、そこからさらに内容を吟味します。
最終的に、2〜3件の歯科医院をピックアップして一度見学しましょう。転職サイト上で申し込むことができます。
見学は重要です。実際に見ることではじめて感じることも多いからです。
- 院長の人柄
- 患者さんの層
- 医院内の雰囲気
- アポイントの状況
- スタッフルームの有無
- 器具、器材の滅菌状況
上記のようなことは、求人情報だけではわかりません。イメージと一致するか、確認してください。
細かいところだと、医院の外観・病院までの街並み…も、チェックしてみましょう。

これは経験上ですが、 直感は割と当たります。
心の中にざわつきがあったら、一度再考することをオススメします。
④:面接する
見学して、よいイメージを持てたら面接に進みましょう。直接、院長(または採用担当者)と話すことになります。
話した内容や印象に違和感がないか確認してください。
✔︎ ライバルが多い可能性もある
良い歯科医院は、ライバルが多い可能性があります。
そのため…以下のような面接対策は忘れないようにしましょう。
- 清潔感のある服装で面接する
- 挨拶をしっかりする
- 募集要項・ホームページを確認しておく
- 履歴書・職務経歴書をきちんと書く
- 志望動機・自己PRをしっかり話す
このあたりも、転職サイトの中の人が対策してくれるので、心配無用です。
歯科衛生士に就職をおすすめしない歯科医院の特長
就職をおすすめしない歯科医院の特徴を紹介します。
- 業務外の仕事をしている
- 雰囲気がギスギスしている
- 感染対策に不安を感じる
業務外の仕事をしている
歯科衛生士が業務外の仕事をしているなら、オススメできません。
- インレーをセットしている
- レントゲンのスイッチを押している
実際にこのような歯科医院もありましたので、注意してください。
歯科衛生士免許に関わる可能性のある問題です。
雰囲気がギスギスしている
見学したときにもギスギスしているならオススメしません。
見学のときは、どんな歯科医院でもいい顔することが多いはず。

もしそんな中でもギスギスした雰囲気なら、環境はかなり悪い…と予測できます。
繰り返しますが、歯科衛生士の退職理由第1位は「職場の人間関係」…です。
感染対策に不安を感じる
感染への対策は「患者さんやスタッフを大切にしているか」の一つの指標にもなります。
歯科衛生士の中には、次のような歯科医院に勤めた経験のある人もいました。
- グローブを使い回す
- 院長がマスクをしない
- オートクレーブをかけない
面接や見学をした時に、器材の滅菌状況・マスクやグローブの取り扱・感染症への対策…を確認しておきましょう。
歯科衛生士の就職先の選び方・決め方を解説しました

歯科衛生士 就職先の選び方・決め方
今回は、歯科衛生士の就職先の選び方・決め方を解説してきました。
✔︎ 歯科衛生士の就職先の選び方
- 理念がある
- 給料が基準以上
- 労働環境が整っている
- 教育に熱心
- 医院内の人間関係がよい
✔︎ 歯科衛生士の就職先の決め方
- ①:優先事項を決める
- ②:求人情報からしぼりこむ
- ③:見学する
- ④:面接する
ひとつひとつ、実践してみてください。
希望にあった歯科医院をみつけるなら、まずは転職サイトに登録して気になる求人をチェックしていきましょう。
✔︎ 歯科衛生士におすすめの転職サイト
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また、就職先の選び方以外にも、転職のコツはいろいろあります。
以下の記事では「歯科衛生士転職のコツ」を網羅的に解説しているので、併せてご覧ください。