【歯科衛生士が就職するならどっち?】小規模の歯科医院と大型の医療法人の違い

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歯科衛生士さんが就職先をさがすとき「大規模の歯科医院と小規模の歯科医院って、それぞれどんな感じなんだろう…」と気になるケースは多いです。

 

この記事では、

 

 

・個人の開業医に勤めているけど、大規模の医療法人ってどうなんだろう

 

・大型の医療法人で働いているけど、個人開業医が気になる

 

・大規模と小規模の歯科医院の違いを具体的に知りたい

 

・働くときのメリット、デメリットも教えてほしい

 

・働きやすい職場をみつけたい

 

 

 

…と考えている歯科衛生士さんにむけて

 

 

 

大規模な歯科医院と小規模な歯科医院のちがい

 

大型の医療法人で働くメリット・デメリット

 

個人(小規模)の歯科医院で働くメリット・デメリット

 

大規模と小規模の歯科医院に共通すること

 

 

 

…を紹介します。

 

「大規模の歯科医院」と「小規模の歯科医院」の違いを知ることで、自分にあった病院探しの参考になると嬉しいです。

 

 

しろたぬ
しろたぬ

筆者はフリーの歯科医師です。

 

高齢者、障がい者歯科を専門にしていて、複数の歯科医院で診療しています。

 

そのため日々、大手の歯科医院から個人の開業医まで幅広く関わっています。いままで100人以上の歯科衛生士さんとお仕事してきました。

 

 

 

毎日ツイッター(ありがたいことに1万人以上の方にフォローしてもらっています!)で医療と介護の情報を発信しています。記事の信頼性につながると嬉しいです。

 

■ 目次

 

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【歯科衛生士が転職するなら?】小規模な歯科医院と大型の医療法人の違い

 

結論、以下のとおりです。

 

✔︎ 小規模な歯科医院と大規模な歯科医院の違い

小規模(個人開業医)大規模(病院歯科・医療法人)
給料低め高め
福利厚生病院による安定している
人間関係密でアットホーム派閥ができやすい
急な休みとりにくいとりやすい
症例数少ない多い
求人数多い少ない

 

 

このような特徴があります。

 

メリット・デメリットを比較

 

違いからメリットとデメリットを考えてみましょう。

 

✔︎ 小規模な歯科医院ではたらく【メリット】

①:アットホーム

②:患者さんに密着できる

③:個人の意見が反映されやすい

④:求人数が多い

 

✔︎ 小規模な歯科医院ではたらく【デメリット】

①:給料が低め

②:症例数がすくない

③:休みがとりにくい

④:人間関係がせまい

 

 

✔︎ 大規模な歯科医院ではたらく【メリット】

①:症例数がおおい

②:給料が安定している

③:福利厚生が充実している

④:たくさんの人と出会える

 

✔︎ 大規模な歯科医院ではたらく【デメリット】

①:待遇が画一的

②:治療が画一的

③:人間関係でもめやすい

④:求人数が少ない

 

 

小規模と大規模の線引き

 

何人をもって大規模とするか…ですが、明確な線引きはありません。

 

厚労省の歯科診療所の定義は「患者の入院施設を有しないもの又は患者19 人以下の入院施設を有するもの」です。(引用:厚生労働省 用語の解説

 

これで線引きしてしまうと、大学病院などの大きい病院以外はすべて小規模になってしまいます。

 

そこで、ここでは大規模の歯科医院を「一医院で5人以上の歯科衛生士が在籍している」または「本院と分院あわせて5院以上を展開している」…とします。

 

小規模な歯科医院ではたらくメリット【個人開業医】

①:アットホーム

 

小規模な歯科医院は基本、つねに顔を突き合わせて仕事します。

 

とくに院長がひとりでやっているような歯科医院は良い意味でも悪い意味でも「家族」のような関係になりやすいです。

 

そのため、人間関係がよければ最高な環境です。

 

②:患者さんに密着できる

 

患者さんにも密着できます。

 

小規模な歯科医院は地元に根づいた経営をしていることが多いです。

 

そのため、患者さんとしてだけでなく「ひと」としても付き合うことになります。

 

治療の経過もじっくり追えることが多いですね。

 

③:個人の意見が反映されやすい

 

小規模の歯科医院はその名のとおり人数がすくないです。

 

そのため、個人の意見が反映されやすいです。

 

反映されなくても、耳を傾けてもらえることが多いですね。

 

・受付業務の効率化

・診療補助のやり方

・準備、後片付けの方法

 

こういったこと以外にも、「給料」「勤務形態」も院長に相談しやすいです。

 

④:求人数が多い

 

歯科衛生士全体でみても求人の数は多いです。

 

求人サイトをみても常時2,000〜3,000の求人が掲載されています。

 

そのうち、ほとんどは小規模です。

 

そのため、就職・転職がしやすいです。

 

 

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小規模な歯科医院ではたらくデメリット

 

①:給料が低め

 

大型の医療法人にくらべると、やや給料が低いです。

 

個人開業医に勤める歯科衛生士の平均年収が286万円に対し、医療法人ではたらく歯科衛生士の平均年収は300万円です。

 

(参照  第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告

 

とはいえ、あくまで平均値なので、個人の能力や病院の方針に左右されます。

 

②:症例数がすくない

 

大規模な歯科医院とくらべて、症例の数は少なめです。

 

スタッフの数と患者さんの数は比例しやすいからです。そのため、小規模の歯科医院の症例数は少なくなりがちです。

 

とはいえ、勉強熱心だったり、ひとつの分野を掘り下げて勉強している歯科医院もたくさんあります。

 

③:休みがとりにくい

 

小規模な歯科医院は休みがとりにくいです。

 

スタッフが少ない分、ひとりひとりの負担も増えます。

 

急に休むと歯科衛生士がいなくなる…という個人開業医も多いので、心理的に休みにくいです。

 

また、有給や退職金などの福利厚生が充実してないこともあるので、事前の確認は必須です。

 

④:人間関係がせまい

 

人間関係がせまいです。

 

人数が少ない分、どうしても毎日顔をあわせることになります。

 

小規模な歯科医院では、

 

・院長とつねに一緒

・お局衛生士さんとふたりだけ

 

…のようなパターンも多いです。院長、奥さん(受付)、自分の3人だけ…という病院も。

 

人間関係が濃い分、うまくいかなくなったときはかなり地獄です。

 

 

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大規模な歯科医院ではたらくメリット【大型・大手の医療法人】

①:症例数がおおい

 

スタッフが多いということは、患者さんの数も多い傾向があります。

 

そのため、必然と症例数もふえます。色々な症例をみることができます。

 

また、教育環境・機材…のような環境も整っていることが多いです。

 

②:給料が安定している

 

給料が安定しています。

 

大型の医療法人は会社的な要素もつよいので、急に給料がへったり…というリスクは低いです。

 

大きい分、急につぶれるリスクも少なく、潰れたとしても補償があります。

 

また小規模の歯科医院のデメリットでも紹介したように、大型の医療法人のほうが給料が高い傾向にあります。

 

もう一度、給料の比較をのせておきます。

 

(参照  第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告

 

③:福利厚生が充実している

 

福利厚生が充実している歯科医院が多いです。

 

法律上、充実させざるをえません。

 

・有給

・産休

・残業代

 

このあたりも整備されているので、休みをとりやすいです。

 

急病などのときも、ほかにスタッフがいるので病院自体もなんとかまわります。

 

④:たくさんの人と出会える

 

小規模の歯科医院とくらべて、たくさんの人と出会うことができます。

 

・歯科医師

・歯科衛生士

・歯科助手

・患者さん

 

歯科業界はせまい業界なので、こういった出会いは人生の転機になることもあります。

 

 

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大規模な歯科医院ではたらくデメリット

①:待遇が画一的

 

よくもわるくも待遇が画一的です。

 

給料や休みは決まっています。

 

個人の能力を評価されたとしても、他のスタッフと大幅に差がでることはありません。

 

システマティックに決まっているので、感情の入り込む余地は少ないです。

 

②:個人の裁量はほぼない

 

大型の医療法人の場合、すべての業務が計画されていることが多いです。

 

そのため、自分のやりやすいように大きく変えることはできません。

 

病院にとってよいことでも、カスタマイズするまでに時間がかかります。

 

小さなことなら可能ですが、組織が大きい分、変化には時間を要します。

 

③:人間関係でもめやすい

 

スタッフが多い分、人間関係のトラブルはつねにあります。

 

5人いたら派閥できる…といわれるように、必ず「あわないひと」が存在します。

 

とはいえ、人間関係でもめても、

 

他に味方がいる

分院に移動できる

 

といった逃げ場があります。

 

④:求人数が少ない

 

歯科衛生士の求人のほとんどは小規模な歯科医院です。

 

圧倒的に個人開業医が多いからです。

 

大規模な歯科医院は福利厚生も安定しているので、求人がでてもすぐになくなります。

 

特に、病院歯科のような国立、市立…のような病院は給料もたかく、一瞬できえます。

 

 

 

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小規模な歯科医院と大型の医療法人に共通すること

スキルの向上は病院による

 

スキルの向上は小規模なのか大規模なのかは関係なく、その病院の方針によります。

 

・技術のある先生や歯科衛生士がいる

・セミナーなどに積極的に参加できる

・やる気や働き方はその病院による

 

勉強したい歯科衛生士さんは事前に「セミナー」「院内勉強会」「院内の設備」を確認しておきましょう。

 

人間関係は運の要素も

 

人間関係は運の要素がつよいです。

 

どんな人と出会うかはわからないですし、「あう・あわない」は個人の相性だからです。

 

どんなにアットホームな環境だといわれていても、あわないこともあります。クセが強い…と呼ばれている人と仲良くなる場合もあります。

 

大規模でも小規模でも、人間関係のリスクはあるので

 

試用期間をうまく利用する

定期的に転職活動しておく

 

…で、最適な職場環境を目指していきましょう。

 

まとめ

 

今回の記事をまとめます。

 

✔︎ 小規模な歯科医院と大規模な歯科医院の違い

小規模(個人開業医)大規模(病院歯科・医療法人)
給料低め高め
福利厚生病院による安定している
人間関係密でアットホーム派閥ができやすい
急な休みとりにくいとりやすい
症例数少ない多い
求人数多い少ない

 

 

大規模の歯科医院と小規模の歯科医院のちがいから、メリット・デメリットも紹介しました。

 

⌃ メリット・デメリットをもう一度見る

 

この記事を読んで、

 

 

・個人の開業医に勤めているけど、大規模の医療法人ってどうなんだろう

 

・大型の医療法人で働いているけど、個人開業医が気になる

 

・大規模と小規模の歯科医院の違いをそれぞれ知りたい

 

・働きやすい職場をみつけたい

 

 

このような疑問を持っている歯科衛生士さんの悩みがすこしでも解消されたら…と思います。

 

また、転職を考えている歯科衛生士さんにとっては「自分にあった病院探し」の参考になると嬉しいです。

 

とはいえ、100%成功する転職はありません。

 

実際、歯科衛生士の転職理由1位は人間関係の悩みです。つまり、勤めてみないとわからないのも事実です。

 

そのため紹介したメリット・デメリットをふまえて、自分の中の1番の軸はなんなのか

 

たとえば、

 

 

・給料

 

・勤務時間

 

・スキルアップ

 

・優しい人間関係

 

 

…をいま一度、自問自答してみてください。

 

「大規模の歯科医院と小規模の歯科医院」…それぞれのメリット・デメリットがある中で、自分にとってのメリット・デメリットを見つけてみてくださいね。

 

今回は以上です。

 

 

 

 

 

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