【たった1つ】歯科衛生士が訪問歯科の求人を探すときにチェックすべきこと

 

転職で失敗したくない…と思っている歯科衛生士さんは多いですよね。

 

最近は訪問歯科へ興味を持つ歯科衛生士さんが増えてきました。そのため、訪問歯科の求人を眺めている人も多いはず。

 

>> 【訪問歯科に転職したい!】歯科衛生士にオススメの求人サイト3選はこちら

 

とはいえ求人をみて、給料・勤務時間・勤務地などは確認していても、「訪問先」をチェックする歯科衛生士さんは少ないのではないでしょうか?

 

訪問先とは「どこ」に訪問しているか…ということ。具体的には、「在宅」なのか「施設」なのか…です。

 

同じ訪問歯科でも在宅(個人宅)にいくのと施設(老人ホーム・病院など)へ行くのでは、まったく働き方が異なります。

 

そのため転職前に「訪問先」をチェックすることにはとても意味があります。

 

そこでこの記事では「訪問歯科ではたらきたい」…と考えている歯科衛生士さんに向けて、

 

 

・訪問歯科での「訪問先」による5つの違い

 

・訪問先による仕事の違い

 

・歯科医院による訪問スケジュールのパターン

 

 

 

…を解説します。

 

 

・一般歯科から訪問歯科にうつりたい

 

・ブランクがあるけど訪問歯科をやってみたい

 

・訪問歯科で働いているけど、別の歯科医院もみてみたい

 

・訪問歯科の訪問先って老人ホームだけじゃないの?

 

 

 

…このように感じている歯科衛生士さんは是非ご覧ください。

 

この記事を読むと、自分に合った歯科医院に転職するためのヒントが得られます。

 

 

しろたぬ
しろたぬ

この記事を書いているわたしは歯科医師です。

 

高齢者・障がい者歯科を専門にしていて、個人宅や老人ホームで訪問歯科診療を日々おこなっています。

 

毎日 Twitter(ありがたいことに1万人以上の方にフォローしてもらっています!)で医療と介護の情報を発信しています。

 

スポンサーリンク

 

■ 目次

 

歯科衛生士が訪問歯科の求人を探すなら「訪問先」をチェックすべき

 

歯科衛生士が訪問歯科の求人を探すなら「訪問先」をチェックすべきです。

 

繰り返しになりますが、訪問歯科診療を行う歯科医院で働いたとき、訪問先つまり「在宅にいくのか」「施設にいくのか」で働き方は大きく異なります。

 

訪問先による「5つの違い」を解説しますので、自分に合った求人探しの指標にしてみてください。

 

✔︎ 【訪問先】在宅と施設での5つの違い

 

①:移動の細かさ

 

②:診療件数

 

③:治療時間

 

④:患者さんの家族との関わり

 

⑤:ケアマネージャーとの関わり

 

 

すこし詳しく解説していきます。

 

①:移動の細かさ

 

在宅:移動が多い

施設:移動が少ない

 

訪問歯科では車で訪問先へ移動します。

 

訪問先が在宅の場合は、一軒一軒個人宅を回るため移動がかなり多くなります。

 

一方で施設の場合は、施設内で複数人を診察するため在宅に比べて細かい移動は少ないです。

 

そのため在宅の方が綿密なルート検索が必要で、荷物の出し入れの回数もふえます。

 

同乗するスタッフと車内にいる時間も多くなりがちです。

 

人間関係がよければ車内の雰囲気はよいですが、逆だとわりとキツイです。

 

②:1日の診療件数

 

在宅:施設に比べて少ない

施設:在宅に比べて多い

 

1日すべてを診療の時間に使えるとするならば、 診察できる患者さんの人数は施設の方が多くなります。

 

なぜなら施設の方が移動時間が少ない分、患者さんを診察できる時間を確保できるからです。

 

経験上、在宅では1日15件ほど回るとかなりいっぱいいっぱいです。

 

一方で施設であれば、1日で20人〜30人ほど診察することも可能です。

 

歯科衛生士さんを複数雇って1日で40〜50人を診察しているという歯科医院もあります。

 

たくさんの患者さんをみたい場合は施設へ訪問するのがオススメです。

 

③:治療時間

 

在宅:治療時間がシビア

施設:連続的に診療しやすい

 

在宅に訪問歯科診療に行く場合は個人個人「何時から」とアポイントが決められていることが多いです。

 

なぜなら、訪問歯科受ける患者さんは歯科だけでなく訪問介護や訪問看護、通院など予定が詰まっていることが多いからです。

 

そのため前の人の治療時間が長引いてしまうと、次以降の患者さんに影響を及ぼしてしまいます。

 

反対に、前の人の治療が早く終わりすぎても、次の人の時間前待ちぼうけすることも多いです。

 

一方で施設では複数人を診察できるため、施設に行く時間は決まっていても患者さんごとのアポイントは臨機応変に対応できます。

 

SRPや抜歯など出血処置を伴う治療の後に、近くで経過観察できるのも強みです。

 

④:患者さんの家族との関わり

 

在宅:関わりが濃い

施設:在宅に比べると関わりは薄い

 

在宅の場合は訪問歯科を受けている患者さんだけでなく、その家族との関わりが濃くなりやすいです。

 

家族と同居している患者さんも多く、診療中に家族が同席することもあります。そのため、家族との親密度が高くなります。

 

一方で施設の場合は、基本的に家族が同席することは少ないです。遠方に住んでいたり離れて住んでいるからです。

 

治療の報告などは施設のケアマネージャーを通じて連絡することが多いです。

 

患者さんと深く関わりたいという人は在宅への訪問を検討してみても良いと思います。

 

⑤:ケアマネージャーとの関わり

 

在宅:一人一人ケアマネージャーが違う

施設:施設のケアマネージャーが統括している

 

訪問歯科ではケアマネージャーとの関わりは不可避です。

 

※ ケアマネージャーとは介護計画を立てる専門家です。介護が必要な人に適切なサービスを受けられるように調整してくれます。

 

訪問歯科の治療計画や治療経過を月に一度報告します。そのため歯科衛生士としてケアマネージャーとの関わりは必須です。

 

在宅の場合は一人一人ケアマネージャーが違うので各々対応することになります。

 

施設の場合は、自立型のような老人ホームを除き、施設専属のケアマネージャーがいるので、一括して報告することができます。

 

働いている介護職員や看護師…といった人たちとの関わりも増えます。

 

訪問歯科診療をおこなっている歯科医院の訪問パターン

 

訪問歯科診療を行っている歯科医院の訪問先のパターンは以下のとおりです

 

・施設のみ

・在宅のみ

・施設と在宅の混合

・外来とミックス

 

施設のみ

 

訪問先が老人ホームや精神病院といった施設のみのパターン。

 

1日中施設に滞在することもあれば、午前と午後で別の施設にいくパターンなど様々です。

 

老人ホームと一言でいっても「有料老人ホーム」「特別養護老人ホーム」「グループホーム」などたくさんの種類に分かれています。

 

同じ種類の老人ホームでも、訪問先の方針やスタッフによって特色が異なるのも魅力です。

 

在宅のみ

 

訪問先が在宅のみのパターン。1日をかけて在宅を回ります。

 

上記で解説したように移動回数が多いので、車内にいる時間も長いです。

 

一軒家・アパート・マンション…いろいろなお宅にお邪魔します。

 

そのためたくさんの家族に出会うことができます。

 

施設と在宅の混合

 

施設と在宅が混合しているパターンです。歯科医院によって施設と在宅の割合は異なります。

 

午前中施設に行って午後は在宅を回る。のような昆布のパターンもあれば、

 

午前と午後は施設に行くがお昼に一件在宅がある…といった、片方に偏っているパターンもあります。

 

両方体験できるというのは魅力です。

 

外来とミックス

 

外来と訪問診療をどちらもおこなっている歯科医院のパターンです。

 

このパターンはかなり多いです。

 

外来と訪問診療への歯科医院の考え方はとても重要です。

 

メインを外来においている歯科医院もあるので、「訪問歯科」の歯科衛生士として働きたい…場合は注意が必要です。

 

訪問先による歯科衛生士の仕事のちがい

仕事内容に大きな違いはない

 

結論からいうと仕事の内容に大きな違いはありません。

 

どちらも、

 

診療補助

口腔ケア

書類作成

家族との連絡

ケアマネージャとの連絡

 

が主な仕事です。

 

参考:【歯科衛生士向け】訪問歯科の仕事内容をわかりやすく解説

 

仕事の違いは2つ

 

内容は同じですが、それ以外の違いは2つあります。

 

それは、

 

・いつできるか

・密閉感

 

です。

 

いつできるか

 

訪問先による違いは、これらの仕事が「いつできるか」です。

 

特に書類作成や関係各所への連絡は重要度によって選別されますが、在宅の場合は移動中の車の中でやる場合もあります。

 

施設に長い時間滞在できる場合は、施設が貸してくれるスペースで事務を行うこともできます。

 

また上記で解説したように、在宅の患者さんは1人1人ケアマネージャーが違うので、関わる人数が必然的に多くなります。

 

密閉感

 

在宅は施設に比べ「密閉感」を感じるという歯科衛生士さんも多いです。

 

在宅での訪問歯科は個人のお宅へ行き、その人の部屋の中で診療します。歯科衛生士が単独で訪問する場合もあります。

 

そのため、極端な話患者さんとマンツーマンになることもあります。

 

それが怖い…という歯科衛生士さんもいます。当然ですよね。

 

怒鳴ってくる男性や大柄な認知症男性などに怖い思いをした…という話も耳にします。

 

施設の場合は個人のお部屋に入ったとしても、基本的にドアを開けておけば共用スペースに繋がっていますし、なにより施設スタッフが常駐しています。

 

以前にツイートしましたが、すぐ逃げられるようにドアストッパーを持ち歩いてる歯科衛生士もいます。

 

 

 

個人的には在宅の方がハード

 

歯科医師という目線から訪問歯科で働く歯科衛生士さんの感想を聞いてみると、

 

・不在で待ちぼうけ

・家族の話が長く、会話をきれない

・血が止まらずに診療時間が長引いた

・移動回数が多く、荷物の出し入れが大変

 

…などの理由から在宅への訪問歯科の方が個人的にはハードだと感じます。

 

一方で在宅への訪問診療には、

 

・1日に診察する人数は少ない

・家族に寄り添って治療できる

・いろんなお店でランチができる

・色々なケアマネージャーと接することができる

 

…といったプラスの面もあります。

 

ここら辺は個人差がありますね。

 

「訪問先」を調べるには求人サイトを活用する

 

歯科医院の訪問先を調べるには求人サイトを活用するのが有効です。

 

とはいえ、求人情報には給料や勤務時間などと違って「訪問先」は記載されていないことが多いです。

 

「訪問先」は「求人サイトの中の人」が求人を出している歯科医院に確認してくれます。

 

確認は無料でできるので、ぜひ活用しましょう。

 

求人サイトは登録して利用するのがオススメ

 

求人サイトの中の人に依頼するには求人サイトへの登録が必要です。

 

登録には名前・住所(市町村まででOK)・メールアドレス・電話番号…が必要で、すこし面倒です。

 

それでも「訪問先」だけでなく「希望条件にあった求人のみをメールしてくれる」「内部の人間関係を調査してくれる」…といった求人サイトもあるので活用するメリットは大きいです。

 

✔︎【訪問歯科に強い求人サイト 3選】

 

ファーストナビ | ※ 院長の性格や人間関係などくわしい情報を教えてくれる

 

ジョブメドレー | ※ 希望条件にマッチした求人だけをメール受信できる

 

グッピー| ※ スカウト機能や、独自の適性診断機能が利用可能

 

 

 

転職する際には必ず最後に登録が必要なので、便利な機能は最初から使い倒しましょう。

 

訪問歯科で働きたい歯科衛生士さんのオススメの求人サイトは【歯科衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選 でくわしく解説しています。

 

適切な求人サイトの利用は素敵な未来につながる可能性を高めます。

 

まとめ

 

今回の記事をまとめます。

 

訪問歯科は訪問先によって、

 

①:移動の細かさ

②:診療件数

③:治療時間

④:患者さんの家族との関わり

⑤:ケアマネージャーとの関わり

 

…の5つの違いがあり、さらに

 

・歯科医院によって在宅と施設の割合は違う

・仕事内容は在宅でも施設でも同じ

・「事務作業のできるタイミング」と「密閉感」に違いあり

・訪問先は求人サイトにのっていないこともある

・求人サイトの便利な機能を活用する

 

…ということを解説しました。

 

これからは超高齢化社会です。事実、高齢者は3,600万人を超え、介護を必要とする人は700万人以上と言われています。

 

そのため訪問歯科の需要はどんどん増えていきます。

 

必然と歯科衛生士の必要性も年々高まっているので、自分に合った職場は必ず見つかります。

 

訪問歯科に転職を考えるときは「訪問先」もぜひ注目してみてくださいね。小さな気づきと行動が素晴らしい未来につながることもあります。

 

訪問歯科に興味のある歯科衛生士さんが、ステキな職場で働くことができますように。

 

今回は以上です。

 

 

 

✔︎【すべての機能が無料】訪問歯科に強い求人サイト 3選

 

ファーストナビ | ※ 院長の性格や人間関係などくわしい情報を教えてくれる

 

ジョブメドレー | ※ 希望条件にマッチした求人だけをメール受信できる

 

グッピー| ※ スカウト機能や、独自の適性診断機能が利用可能

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
転職のコツ
歯科衛生士の転職.com