ストレスの解消法がわからない。新卒の歯科衛生が今すぐできる対策。

 

新卒の歯科衛生士「新卒の歯科衛生士として働いているが、強いストレスを感じている。どうやったら発散できるのだろう…。ストレスが解消できないときはどうすればよいのかな。」

 

学生から急にプロの医療従事者となるわけですから、相当のプレッシャーとストレスはありますよね。

 

この記事では、新卒の歯科衛生士さんのストレスを解消する方法を紹介します。

 

✔︎ この記事を書いたひと

しろたぬ

複数の歯科医院ではたらく歯科医師/ライター
今まで100人以上の歯科衛生士さんと仕事を経験。採用する側として「歯科衛生士転職」の内情に精通。歯科について呟く Twitter は1.1万人フォロワー。

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新卒の歯科衛生士さんを受け入れている歯科医院で働いています。

 

実際に新卒の歯科衛生士さんたちへのリサーチした結果をもとに、「ストレス解消法」「ストレスを解消できないときの解決法」を紹介します。

 

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もくじ

 

新卒の歯科衛生士ストレスの解消法【今すぐできる】

 

新卒の歯科衛生士さんさんのストレスの解消法を紹介します。

 

仕事中にできること、プライベートでできることに分けてみます。

 

まずは仕事中でもできる解消法は以下の5つです。

✔︎【仕事中にできる新卒の歯科衛生士さんのストレスの解消法】

  • ①:目を閉じる
  • ②:甘いものを口にする
  • ③:優先順位を決める
  • ④:ジャガイモだと思う
  • ⑤:技術をみがく

①:目を閉じる

 

目を閉じる、は有効です。

 

目を閉じるだけで瞑想の効果があり、心を落ち着かせることができます。忙しいかもしれませんが、一瞬でもよいので目を閉じる時間を作ってみてください。

 

誰も見ていない受付で少し閉じる、 トイレの中で目を閉じる。 そんな余裕すらないという病院では、「呼吸を整える」「ストレッチをする」も有効です。

 

できることから試してみてください。

 

②:甘いものを口にする

 

甘いものを食べるとイライラが収まりやすくなります。人は糖分が不足すると、イライラしたり精神的に不安定になるからです。

 

チョコレートやタブレットを携帯しておくのがオススメです。

 

アメは長時間口の中に含む必要があるので、口の中ですぐなくなるものがベターです。

 

③:優先順位を決める

 

やることの優先順位を決める、というのも大切です。

 

ストレスの原因が「何から手をつけていいかわからない」「やることが多すぎる」と言ったパニックからきている可能性があるからです。

 

人は複数の作業を同時にこなすことは難しいです。ひとつひとつ丁寧にこなして、その質とスピードを上げていくのが効果的です。

 

断れないという人は「今△△をやっているので少々お時間かかってもよろしいでしょうか」と聞いてみましょう。

 

④:ジャガイモだと思う

 

職場に嫌な人がいたりしますよね。その人はじゃがいもだと思いましょう。

 

人だと思わないことで、感情的にならずに済みます。

 

じゃがいもが何か言ってきても、ちょっと笑ってしまいませんか?

 

ちなみに私はじゃがいもが飽きてきたので最近は「犬」にしています。

 

⑤:技術をみがく

 

仕事ができない、ということでストレスを感じているのであれば、ひたすら練習しましょう。

 

新卒の衛生士さんは仕事が出来なくて当たり前です。一方で仕事ができるようになることも期待されています。

 

テックが作れない、印象がうまく練れない、セメントが練れない、患者さんの対応になれない…

 

これらは必ず出来るようになります。技術に関しては新卒の今が踏ん張り時です。

 

プライベートでのストレス解消法

 

これは検索すればいくらでもでできますが、とにかく自分の好きなことをするに限ります。

 

人間は好きなことをすることが一番の発散になります。

 

一人でいるのが好きな人、誰かといるのが落ち着く人…それぞれですよね。

 

具体例を挙げておきます。

✔︎一人でいる方が好きな人

  • 映画館
  • 家でゴロゴロ
  • 読書
  • ネットサーフィン
  • 入浴

✔︎誰かといる方が好きなひと

  • ご飯食べる
  • 遊園地
  • ショッピング

 

 

大切なことは「抱え込まない」こと。そして「寝る」こと、です。

 

ストレスは自分だけで抱え込まず、しっかり睡眠を取って心身の疲れを取ることが大切です。

 

病院の外に出たら、好きなことをする時間で埋め尽くして、仕事のことは考えないようにしましょう。

 

ストレスが解消できないとき【新卒の悩みは根深い】

 

それでもなかなかストレスが解消できない、感じるストレスの方が多いという場合があります。

原因を探る

 

まずはストレスの原因を探りましょう。

 

✔︎誰に対してストレスを感じているか

 

院長か、先輩か、同僚か。

 

✔︎ストレスを感じる原因はなにか

 

仕事ができない、遅刻を繰り返すの様に自分にも非があるのか。

 

理不尽におこられる、フォローもない…のように ハラスメントやいじめに近いのか。

 

✔︎職場に味方がいるか

 

同僚、先輩、助手さん、先生

 

 

このように原因を探りつつ、このように自分の置かれている立場を客観的に見てみましょう。

 

 

※ パワハラをされている場合は心身ともに健康になってしまうので早めの対策を考えた方が良いです。

 

>>参考:対処法:歯科衛生士がパワハラをうけたら…【ストレスフリーをめざす】

 

1番のストレスは人間関係

 

新卒の歯科衛生士が感じるストレスは一番は人間関係です。

 

なぜなら以下のような要因が歯科業界は多いからです。

 

  • 狭い空間
  • 毎日一緒
  • 女性が多い

 

事実、新卒の歯科衛生士の30%が3ヶ月で退職しているというデータもあります。なんと、そのうち70%は1か月で退職しています。

 

やりがい、給料もストレスを感じる原因ですが、そのストレスや不満も院長や先輩に伝えられなければ意味がありません。

 

つまり結局は人間関係ということになります。

 

解決できる問題なの?

 

いま抱えてる人間関係は解決できる問題なのか考えてみましょう。

 

「話せばわかる」「今後ずっと続く」…どちらでしょうか。それによって自分の未来が変わってきます。

 

自分が努力すれば、相手の対応が変わってくると期待できるのであれば、今を耐え抜く価値はあります。

 

逆に単純に嫌われていたり、何をしても嫌がらせを受けている状態であれば解決は難しいかもしれません。

 

✔︎他人を変えるのは難しい

 

とはいえ、相手を変えるというのはなかなか難しいことでもあります。それに相手に期待し過ぎても、自分のストレスが溜まるだけです。

 

すぐに変えられるのは自分の考え方と行動です。

 

これは新卒の歯科衛生士さんに限ったことではないのですが、常に次の転職先を探しておくことはおすすめです。

 

追い込まれて仕事を辞めた状態で転職するよりも、やや怪しいと思った状態で転職活動した方が冷静な判断ができます。

 

「いつでも転職できる」という状態は心の安定をうみます。

 

>>参考:【注意点あり】新卒の歯科衛生士が円満退職する方法【辞める手順】

 

ストレスによる危険な症状

 

ストレスによる危険な症状を挙げておきます。

 

まずは肌荒れ、不眠、イライラ あたりが出現します。

 

その後さらに危険だなと思う症状は以下の通り。

 

  • 毎晩、夢に出る
  • 自宅の玄関から出れない
  • 通勤中に足が止まる
  • 勤務中に時計をみると3分しか経っていない

 

これらの症状は自分自身をかなり追い詰めてしまっています。

 

適度なストレスは適度な緊張感をうみ、仕事のパフォーマンスを上げますが、それ以上は心身を蝕みます。

 

一番大切なことは自分の心身の健康だということを忘れないでください。

 

ストレスフリーへ。体調が一番大事

 

社会人としてのプレッシャーや学生時代には無かった「職場」という環境にストレスを感じる新卒の歯科衛生士さんをたくさん見てきました。

 

繰り返しですが、自分の体と心の健康が一番です。

 

体が健康でさえあれば、どこでもいつでも働くことができます

 

事実、うつ病になってしまって、長時間働けなくなった歯科衛生士さんもいます。 メニエール病になって何年も治療している歯科衛生士さんもいます。

 

どうしても辛いなら、まずは「休む」…という選択肢もありますよ。

 

とはいえ貯金ゼロだと厳しいと思うので、最低限50万円くらいを目標になんとか貯めましょう。

 

✔︎求人サイトをこころの安定剤に

 

たとえば歯科医院の狭い空間が苦手という人は、大手の医療法人なんかもおすすめです。

 

いまは人間関係を教えてくれる求人サイトもあったりするので、活用してみてください。

 

>> 【歯科衛生士転職サイト】おすすめランキング21選|安心して働ける職場選びを歯科医が徹底比較

 

サイトをみるだけで「いつでも転職できる!」と感じることができるのでわりと心の安定につながります。

 

日本に歯医者は7万件あるので、より良い環境は存在するはずです。

 

まずはストレスを発散しつつ無理をせずに!

 

今回は以上です。

 

 

 

 

 

 

✔︎ この記事を書いたひと
しろたぬ

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