
ブランク明けの不安を払拭したい歯科衛生士「仕事に復帰したいけどブランクがある。ブランクがあって不安だな…。不安を払拭する方法を知りたいな。」
こういった疑問にお答えします。
✔︎ 本記事の内容
・ブランクのある歯科衛生士が不安を払拭する2つの方法
・ブランクのある歯科衛生士が抱える不安
・ブランクのある歯科衛生士こそ復帰をおすすめする理由
✔︎ 記事の信頼性

この記事を書いているわたしは歯科医師です。
複数の病院で仕事しているため、今までたくさんのブランク明けの歯科衛生士さんと仕事をしてきました。
ブランクのある歯科衛生士さんが、復帰に対して不安に感じるケースは多いです。
この記事では、ブランクからの復帰を考えている歯科衛生士さんの、不安を感じる理由・その不安を払拭する方法…を解説します。
結論、払拭する方法としては「復職支援セミナーをうける」と「ブランクに理解のある病院で働く」がおすすめです。
これだとザックリしているので、歯科医師である私が理由付きで説明していきます。
この記事をよむと、ブランク明けの復帰に不安を感じる歯科衛生士さんが前向きになれると思います。
■ もくじ

関連記事 ▶︎【歯科衛生士むけ】失敗しない転職活動のロードマップ
ブランクのある歯科衛生士が不安を払拭する2つの方法
つぎの通りです。
✔︎ ブランクのある歯科衛生士が不安を払拭する2つの方法
①:復職支援セミナーに参加する
②:ブランクに理解のある病院で働く
この2つの方法で、復帰への不安を払拭することができます。
①:復職支援セミナーに参加する
ブランクのある歯科衛生士にとって、復職支援セミナーに参加する…という方法は有効です。
リワークセミナー…と呼ばれたりもします。
・技術的なことを忘れた
・いきなり患者さんをふれるのは不安
…と不安になっている歯科衛生士にむけて、主に技術的なことを中心に教えてくれます。
✔︎復職支援セミナーで勉強できること
・歯科の知識
・歯科材料の知識
・器具の使い方
・アシストの方法
・スケーリングのやり方
以上のようなことを学ぶことができます。
復職セミナーは、歯科医師会・大学・民間企業…が行なっているものがありますので、 紹介しておきます。
✔︎ 復職セミナーを開催している機関
歯科医師会のセミナーは無料で勉強できるものが多いです。ですが、都道府県によっては開催していないこともあります。
東京医科歯科大学のセミナーは5,000円、リ・ワークは20,000円〜と費用が発生します。
②:ブランクに理解のある歯科医院で働く
ブランクに理解のある歯科医院で働くことは、不安を一気に解消します。
技術だけでなく、働き方についてもストレスなく仕事することができるからです。
事前のコストもかかりません。
ブランク明けの歯科衛生士さんは、
・しっかり教えてほしい
・週に2日だけ働きたい
・15時には帰宅したい
…のような、「希望条件」をもっているひとも多いです。
そのため、ブランクに理解のある歯科医院で働くことが重要です。
ブランクに理解のある歯科医院の見つけ方
ブランクに理解のある歯科院を探すには、転職サイトをつかうのが効果的です。
いまは「ブランクOK」「時短勤務可」…の歯科医院も増えてきました。
このような歯科医院は、技術面でのフォロー体制が整っていたり、勤務時間・勤務日にも理解があることが多いです。
転職サイトで求人をチェックしてみてください。
とはいえ、歯科衛生士むけの転職サイトは山ほどあります。
そのため、自分にあった病院を探すなら、
・求人数が多い
・こまかい条件で検索できる
・病院の内部情報を教えてくれる
…を備えた転職サイトに登録して、求人をチェックしておきましょう。
オススメの転職サイトはこちら ▼
✔︎ ブランクに不安のある歯科衛生士さんにおすすめの転職サイト
・ファーストナビ | 人間関係を重視する歯科衛生士さんにおすすめ
※ 院長の人柄・スタッフの性格をエージェントが教えてくれる・まずは登録しておきましょう
・ジョブメドレー | 条件にこだわりのある歯科衛生士さんにおすすめ
※ 「ブランク可」「週1 OK」「40代活躍」で検索できる・希望にあった求人がメールで届く
・グッピー | 今までの実績をウリにしたい歯科衛生士さんにおすすめ
※ 独自の適性診断機能をうけられる・スカウト機能を使ってスキルを最大限に売り込める
実際に利用した歯科衛生士さんの評判も上々です。
サイトごとに取り扱う分野や給料などが違うので、求人サイトは2〜3社登録しておくと、求人の見逃しがなくなります。
「転職サイトの特長をしりたい」「求人の見極め方は?」…
…といった疑問をお持ちの方は、こちらの記事をご覧ください ▼
✔︎ とにかくゆったり、のんびり働きたい人は…
歯科医院の中には、つねに忙しくバタバタしているところと、ゆったりのんびり働けるところがあります。
前者が苦手…という人は、のんびりした歯科医院を探してみてください。
のんびしした歯科医院の特長・探し方のコツ…は【幸せ】歯科衛生士がのんびりした歯科医院で働く方法【簡単ではない】で解説しています。
【怖い…】ブランクのある歯科衛生士が抱える不安とは?
「現場を離れていた」歯科衛生士さんが抱えやすい不安は、以下の3つです。
・技術的な不安
・勤務条件への不安
・人間関係への不安
復帰がこわい…と感じている歯科衛生士さんも何人も会いました。
すこし詳しく解説します。
技術的な不安
ブランクがあると、技術的に不安を感じやすいです。
新しい治療法やスキル、道具は日々進化しています。
そのためブランクの間に何も出来なくなっているのでは…という怖さを感じることがあります。
・患者さんへの対応
・スケーリングの方法
・使用する器材
・印象やセメントの練和…
とはいえ、慣れてしまえば誰でもできるようになります。
「技術的にできない」ということはあまり重要ではありません。
気をつけることは、知ったかぶりをせずに「わかりません」という…です。
技術的にできないことより、「正直につたえることができるか」…の方が、何倍も大切です。
勤務条件への不安
勤務条件への不安も感じます。
ブランク明けの歯科衛生士さんは「自分に合った条件で仕事したい」と考えていますよね。
・勤務時間
・勤務日
・給料
…など、生活スタイルによって個人差はあります。
特に、育児や介護に忙しいひとにとっては、自分に合った条件で働ける環境は大切です。
✔︎ 訪問歯科はわりとおすすめ
訪問歯科とは、身体的、精神的な理由で歯医者に通院が困難な人のために、自宅や施設にいながら歯科診療が受けられる医療サービスです。
日本は超高齢化社会になり、2025年には国民の30%が高齢者になります。
そのため、訪問歯科はこれから伸び代しかありません。
関連記事 ▶︎【歯科衛生士向け】訪問歯科の仕事内容をわかりやすく解説
一般歯科とは、まったく違う分野です。
興味のある歯科衛生士さんはぜひ、「訪問歯科」にトライしてみてください。
人間関係への不安
人間関係の不安も感じます。
仕事が続くかどうかは技術だけでなく、人間関係も重要だからです。
実際、歯科衛生士が退職する理由第1位は「人間関係」です。
歯科医院は狭い空間で仕事をするため、
・院長
・スタッフ
・患者さん
…との関係は重要です。
実際に働いてみないと、わからないことも多いです。
いまは「院長の人柄」「スタッフ同士の関係」などの情報を事前にリサーチしてくれる転職サイトもあります。
ぜひ活用してください。
✔︎ ブランクに不安のある歯科衛生士さんにおすすめの転職サイト
・ファーストナビ | 人間関係を重視する歯科衛生士さんにおすすめ
※ 院長の人柄・スタッフの性格をエージェントが教えてくれる・まずは登録しておきましょう
・ジョブメドレー | 条件にこだわりのある歯科衛生士さんにおすすめ
※ 「ブランク可」「週1 OK」「40代活躍」で検索できる・希望にあった求人がメールで届く
・グッピー | 今までの実績をウリにしたい歯科衛生士さんにおすすめ
※ 独自の適性診断機能をうけられる・スカウト機能を使ってスキルを最大限に売り込める
ブランクのある歯科衛生士こそ復帰をおすすめする理由
ニーズが高い
歯科衛生士さんのニーズが高まっています。
いまは慢性的な歯科衛生士不足です。
事実、歯科衛生士の有効求人倍率は20倍。これはつまり、一人の歯科衛生士を20もの病院が奪い合っていることになります。
歯科衛生士は選ばれるのではなく、実は選ぶ側なのです。
一般の職種に比べて、給料が高い
歯科衛生士は一般の職種に比べて給料が高めです。
国家資格であり、替えのきかない仕事だからです。
・歯科衛生士の平均年収:353万円
・女性の平均年収:272万円
常勤(正社員)で仕事した場合、一般の女性の年収にくらべて、年間80万円も所得が多いです。
働きやすい環境さえ見つければ、これほど充実した仕事はありません。
だめならすぐ辞められる
もし、ダメなときでも、すぐに辞められるというのもメリットです。
先ほども書いたように歯科衛生士は、どこの歯科医院からも必要とされています。
そのため、自分に合わない環境だったときは、いつでも再就職することができます。
精神をすり減らす・ガマンし続ける…という「大変な思い」を避けられるのは、大きなメリットです。
とはいえ、再就職はまた転職活動しなければならないので、それはシンプルに大変です。
しっかりと求人を見極めて、転職活動するようにしましょう。
まとめ:ブランクへの不安を払拭して、歯科衛生士として復帰しましょう
今回の記事をまとめます。
・不安を払拭する方法は ①復職支援セミナーに参加する ②ブランクに理解のある病院で働く
・ブランクへの不安は技術的な不安、勤務条件への不安、人間関係への不安
・歯科衛生士のブランクは当たり前の時代、ニーズは高い
…こんな感じです。
最近つくづく思いますが、これからは歯科衛生士が活躍する時代です。
ブランクからの復帰するのは怖いと思いますが、ブランクに理解のある歯科医院は必ず見つかります。
なにより、日本に歯医者は7万件あります。
勇気を持って、一歩踏み出してみてください。たった一つのアクションで、素敵な未来が開けたりしますよ!
ブランクからの復帰に不安のある歯科衛生士さんが、ステキな職場に出会えますように!
今回は以上です。
✔︎ ブランクからの復帰に不安をもつ歯科衛生士さんにおすすめの転職サイト
・ファーストナビ | 人間関係を重視する歯科衛生士さんにおすすめ
※ 院長の人柄・スタッフの性格をエージェントが教えてくれる・まずは登録しておきましょう
・ジョブメドレー | 条件にこだわりのある歯科衛生士さんにおすすめ
※ 「ブランク可」「週1 OK」「40代活躍」で検索できる・希望にあった求人がメールで届く
・グッピー | 今までの実績をウリにしたい歯科衛生士さんにおすすめ
※ 独自の適性診断機能をうけられる・スカウト機能を使ってスキルを最大限に売り込める