歯科医師がバイトを掛け持ちするメリットとデメリット【非常勤で働く】

 

バイトの掛け持ちを検討している歯科医師「バイトの掛け持ちって、実際どんな感じなのかな。メリット・デメリットを知りたい。どんな歯科医師にバイトの掛け持ちはオススメなのだろう。

 

こういった疑問に答えていきます。

 

本記事の内容

 

この記事を書いているボクは、歯科医師としてバイトの掛け持ち歴10年以上。

 

主に高齢者や認知症患者さんの治療を専門としています。

 

いままでお手伝いをさせてもらった病院は50医院くらいあって、いまも掛け持ちで仕事しています。

 

この働き方は非常勤ともフリーランスとも呼ばれたりしますね。こういった背景から語ります。

 

普段はTwitterで医療と介護の情報を発信しています。信頼の担保になれば嬉しいです。

 

『認知症の人の口腔ケアをするときは、どうやってキレイにするかも大事だけど、どうやったら噛まれないか…はもっと大事です。
慣れてきた時は特に危ない。寝たきりの人が首を伸ばして噛んでくることもある。噛む力は体重と同程度と言われていて、実際に指を噛みちぎられた例も。油断大敵。安全第一。』

 

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歯科医師がバイトを掛け持ちするメリット・デメット【非常勤という働き方】

 

次のとおり。

 

✔︎ デメリット】

 

①:患者さんに寄り添う時間が少ない

 

②:安定した給与が保証されない

 

③:スケジュールの管理が難しい

 

④:スキルアップの機会が少ない

 

 

✔︎ 【メリット】

 

①:高い給料、高年収

 

②:リスクの分散ができる

 

③:いろいろな治療法、経営方針を体験できる

 

④:ワークライフバランスをコントロールできる

 

 

 

まずはデメリットからサクッと見ていきましょう。

 

デメリット ①:患者さんに寄り添う時間が少ない

常勤に比べると、一人の患者さんに寄り添う時間が少なくなります。

 

患者さんが”自分の勤務する日”に確実に来れるとは限りません。そのため治療の経過を追えないこともあります。

 

自分がいない時に急に痛くなったり腫れたりするような、急性症状が出た場合でも、他の先生に対処してもらうことになります。

 

患者さんとの密なコミュニケーションをやりがいに思う先生にとっては、物足りないかもしれません。

 

デメリット ②:安定した給料は保証されない

常勤と比べての働き方では、安定した給料が保証されません。

 

バイトはあくまでバイトです。そのため病院の都合によって契約を切られる可能性もあります。

 

病院の患者さんが減った、患者さんとの信頼関係が築けなかった、 病院を縮小しなければいけなくなった….など。

 

くわえて、常勤に比べると、福利厚生はまったく充実していません。休めば給料はゼロです。

 

社会保険に加入できないので、自分で国民健康保険や国民年金を払わなければいけません。

 

>>参考:勤務医として働く歯科医師むけに『社保』について解説します【社保完備?】

 

確定申告も自分でおこなうことになります。

 

デメリット ③:スケジュール管理が難しい

掛け持ちで働く場合、厳しいスケジュールの管理が求められます。

 

なぜなら、曜日によってその日のスケジュールが違うからです。

 

そのため自己管理を徹底しなければいけません。

 

出勤時間、出勤場所、診療内容も異なります。スタッフのやり方も違います。色々なスタイルに合わせて日々診療する必要があります。

 

デメリット ④:スキルアップの機会が少ない

常勤に比べて、スキルアップの機会は減少する可能性が高いです。

 

一人の患者さんをじっくり診療できない可能性がある、クリニックの経営術や組織管理をじっくり学びにくいからです。

 

スケジュールが合わず、病院内の勉強会に参加できないことも多いです。病院が負担してくれる講習会等への参加も自費になることがほとんどです。

 

このように、バイトを掛け持ちすると、”自分を律すること”が強く必要になってきます。

 

とはいえメリットも存在します。

 

メリット ①:高い給料、高年収が期待できる

これは実際に求人サイトで比較してみるとわかりますが、常勤に比べて、非常勤は高待遇で高収入です。

 

給料の形態は固定の病院もあれば、固定+歩合、完全歩合の病院もあります。

 

経験が長かったり、スキルに相当自信がある先生は、歩合に寄せている印象が強いです。

 

常勤をしている先生に比べ、給料が高い…ということはバイトを掛け持ちする非常勤という働き方はメリットが大きいです。

 

メリット②:リスクを分散できる

バイトを掛け持ちすることで、いろいろなリスクを分散させることができます。

 

常勤の場合は、極論、病院が潰れてしまうと仕事を失います。人間関係が悪くなっても毎日が地獄です。

 

非常勤の場合は仕事を失うことになっても、収入が途絶えることはありません。

 

人間関係が悪くても、1日なら耐えられますし、それも嫌なら退職するという選択をしやすいのは強みです。

 

”一つのカゴに卵を盛るな”という格言があるように、リスクを分散させることは重要です。

 

メリット ③:いろいろな治療法、経営方針、人間関係を体験できる

常勤と比べて、色々な病院や人と関わることができます。

 

そのため技術的にも経営的にも人間的にも色々な経験がすることができます。

 

色々なやり方を見れるって、単純に視野が広がります。将来的に必ず役に立ちます。

 

ひとつで歯科医院に勤めていると、なかなか外部の視点を入れることが難しくなります。他愛もない会話の中で気づきがあったりします。

 

メリット ④:ワークライフバランスをコントロールできる

仕事とプライベートを両立させることができます。

 

非常勤としてはたらく場合、週1から仕事することもできます。 休みも自分のペースでとれます。

 

そのため、余裕を持って働くことができ、結果としてプライベートの時間も確保できます。

 

人生の質を自分でコントロールできるのは、非常勤で働く醍醐味です。

 

メリットとデメリットを考慮しつつ、”自分に合った”ワークスタイルを模索していきましょう。

 

【バイトの掛け持ち】非常勤の働き方がオススメの歯科医師とは?

 

非常勤がオススメの歯科医師とはどんなタイプでしょうか。

 

 

・濃い人間関係が苦手

 

・好奇心がつよい

 

・開業前に勉強したい

 

・高い給料をもらいたい技術に自信あり

 

・ワークライフバランスを重視したい

 

 

以上のとおりです。

 

濃い人間関係が苦手

濃い人間関係を苦手とする先生は、非常勤に向いています。

 

ひとつの歯科医院にどっぷりだと良くも悪くも人間関係が濃くなりがちです。

 

従業員との飲み会や勉強会、社員旅行…。歯科医院によってはこのようなイベントがあったりします。

 

非常勤の掛け持ちは色々な人と関われますが、ディープに関わるわけではありません。

 

常勤にくらべて 非常勤の場合は”嫌なら辞める”という選択を比較的早くできるので、自分らしくいられる病院を探し続けることができます。

 

そのため人と関わるのがあまり得意ではないという人でも、自分の存在価値を認めてくれる病院に巡り合う可能性が高くなります。

 

好奇心が強い

好奇心がつよい先生でまだ非常勤で働いたことのない先生は、一度体験してみてはいかがでしょうか。

 

先ほども書いたように技術的にも経営的にも人間的にも、常勤と比べて圧倒的に関わる人数が多いので、経験値をあげることができます。

 

何事もそうですが、自分で経験してみないとわかりません。色々チャレンジしてみたい先生にとってはやってみる価値があると思います。

 

開業前に勉強したい

開業に準備中に非常勤ではたらくことはオススメです。

 

・色々な病院のやり方をみることができる

・開業までの間、生活費の足しになる

 

複数の病院をナマで体験できるのは、開業する前までです。開業した後は、他の病院の内情をしることは難しくなります。

 

開業するまでの間、診療内容だけでなく経営についても知りたい期間です。

 

そのため、非常勤として働くことは有益な選択肢のひとつです。

 

また、開業までは何かと忙しく、とくに開業前の数ヶ月は準備に追われます。その期間、非常勤ではたらくことで生活の足しになります。

高い給料をもらいたい

非常勤は高給料、高待遇が期待できます。同じ仕事量でも非常勤の方が好待遇のことが多いです。

 

常勤の場合、何年も同じ給与だったなんてこともありますが、非常勤を掛け持ちすると他の病院と常に比較できる状態なので、相場を知る機会が多いです。

 

そのため「自分の価値」を定期的に知ることができます。できるだけ自分を高く買ってくれる病院で働きたい、そんな人には非常勤が向いています。

 

いまは給料だけでなく、いろいろな条件で検索できる求人サイトもあるので便利です。

 

歯科医師向けの求人サイトは山ほどあるので、価値に見合った収入をえるためにも自分にあった求人サイトを利用するのもポイントです。

 

ここらへんは【歯科医師向け求人サイト】失敗しない選び方+おすすめ3選【実体験をふまえて】でまとめたので、興味のある先生はご覧ください。

 

✔︎ 技術に自信あるなら非常勤

専門分野に圧倒的に自信がある先生は、非常勤に向いています。

 

例えば、矯正、外科、嚥下のようなちょっとした特殊能力を持っている先生は市場価値が高いです。そのため高給料の期待できます。

 

とはいえ、いま特殊能力を持っていなくても、非常勤では自分の時間を作ることができます。そのため、”何かを習得する機会”は自分の意思次第でいくらでも確保できます。

 

ワークライフバランスを重視したい

個人的には一番重要だと思っています。

 

ワークライフバランスを整えることで身体と心が健康でいられるからです。

 

常勤だと勤務時間や診療方針、人間関係などの縛りが強くありますが、非常勤はある程度コントロールできます。

 

以前このようなツイートをしたらかなり反響をもらいました。

 

 

人生の時間は有限です。

 

非常勤の働き方は人生の質は向上させる手段のひとつですので、ぜひ検討してみてください。

 

非常勤という働き方に不安な人は…

 

いきなり非常勤を掛け持ちすることに不安な先生向けに、トライしやすい方法があります。

 

それは、少しづつチャレンジする、というやり方です。このやり方は2つあります。

 

 

・「常勤」と「非常勤」の組み合わせを試してみる

 

・「違う分野の歯科」の組み合わせを試してみる

 

 

✔︎ 「常勤」と「非常勤」の組み合わせ

常勤と非常勤の組み合わせは、常勤と非常勤のいいとこどりができます。

 

まずは週一から始めて、いつの間にか…という先生もいます。

 

常勤ではたらく歯科医院が副業を禁止していたり、休日が勤務になってしまう…という欠点もあるので、おかれている状況と相談しつつ検討してみてください。

 

✔︎ 「違う分野の歯科」の組み合わせ

ちがう分野で掛け持ちすることもオススメです。

 

一般歯科、訪問歯科、小児歯科、口腔外科…病院によってそれぞれ専門分野があるので、勉強になります。

 

気分転換にもなったりします。

 

紹介した中でも、「一般歯科」と「訪問歯科」の組み合わせは増えてきたように感じます。

 

掛け持ちのメリットを活かしつつ、まずは小さなチャレンジ【非常勤という働き方】

 

最近は働き方改革が叫ばれ、働き方の多様性が増しています。

 

歯医者も例外ではなく、開業する以外にも、非常勤、バイト、フリーランスのようにフットワーク軽く働く先生も目にするようになりました。

 

非常勤としてバイトを掛け持つ働き方は、一言でいえば「歯医者の中ではかなり自由」です。

 

時間を生み出すことができます。

 

常勤や開業だけが働き方だけではありません。

 

自分の価値を知りつつ、自分に合った働き方を見つけましょう。勇気を持って、小さなチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ぜひ、別のカゴにもタマゴを置いてみてください。

 

今回は以上です!
 

 

 

 

>>参考:勤務医として働く歯科医師むけに『社保』について解説します【社保完備?】

>>参考歯科医師向け求人サイト3社を徹底比較した【転職体験からのおすすめ】

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