
転職を考えている歯科医師「転職にエージェントを使うのってどうなんだろう。メリットとデメリットを知りたい。おすすめのエージェントを知りたいな。」
本記事ではこういった疑問にこたえます。
■ 本記事の内容
この記事を書いている私は歯科医師です。
今まで転職を4回経験しました。知り合いの紹介で働いた病院で、聞いていた条件と全く違って病みかけたことがあります。
そこからは転職エージェントを利用しつつ転職して、なんとか平和に仕事しています。
この経験から語ります。
普段は Twitter で医療と介護の情報を発信しています。記事の信頼性担保になると嬉しいです。
以前、職場の環境がつらすぎて辞めたことがあるのだけど「人生は100年らしい。たとえ数年休憩しても短いもんだ。むしろ心と身体にとっては善しかない。休め!」とお酒を飲みつつ、桃鉄を99年付き合ってくれた友人には感謝しかない。”逃げることは素晴らしい”と笑ってくれる友人はお金じゃ買えない
— しろたぬ@モグモグごっくん (@shirotanu_dds) March 6, 2021
『以前、職場の環境がつらすぎて辞めたことがあるのだけど「人生は100年らしい。たとえ数年休憩しても短いもんだ。むしろ心と身体にとっては善しかない。休め!」とお酒を飲みつつ、桃鉄を99年付き合ってくれた友人には感謝しかない。”逃げることは素晴らしい”と笑ってくれる友人はお金じゃ買えない』
【転職4回の私が解説】歯科医師の転職でエージェントを使うべき理由
結論は以下のとおりです。
①:時間の節約になる
②:条件交渉してくれる
③:見えない情報をくれる
④:アフターサポートしてくれる
最近は、転職のエージェントに依頼することができる歯科医師向けの求人サイトがあります。
多分経験がある先生は分かると思いますが、転職した先で「あれ?なんか聞いてた条件と違うな…。 うーん、人間関係も微妙かも…」 なんて感じることがあります。
そんな時に、一人で交渉するのは疲れますよね。エージェントは無料で代理人になってくれます。
メリット ①:時間の節約になる
時間の節約になります。
条件や希望をエージェントに伝えるだけで、あとは連絡が来るのを持つだけだからです。面接や見学もセッティングしてくれます。
忙しい先生やめんどくさがりの先生にとっては、かなりの時間短縮になるはずです。
✔︎ 最初の登録だけやや面倒…
エージェントを利用するには求人サイトに登録する必要があります。名前、アドレス、電話番号…を入力することでエージェントとつながることができます。
正直、最初は面倒でした。
ですが、求人サイトをつかって転職するには「最終的に登録が必要」なことに気づいてからは、初めから登録して便利な機能をつかうのはアリかな…と思っています。
メリット ②:条件交渉してくれる
転職エージェントに依頼すると「条件」を交渉してくれます。
エージェントのメインの仕事といってもよいです。
・給料
・勤務時間
・残業の有無
・有給の有無
こういった「求人情報には書いてあるけれど直接交渉しにくいこと」を、代理人となって交渉してくれます。
「給料△△円〜◇◇円」とか「日給△△円以上」みたいな表現がありますが、なかなか高い方を言い出しにくいですよね。
参考:【歯科医師の年収はいくら?】歯医者がわりと詳しく解説します【開業・勤務・女医のリアル】
メリット ③:見えない情報をくれる
最近の転職エージェントでは「見えない情報」をくれることも多くなりました。
「見えない情報」とは次のようなものがあります。
・院長の性格
・スタッフの人間関係
求人情報に記載されているような給料や勤務時間と違って、病院内部の情報は外からはわかりません。見学で本質を見分けることも難しいです。
そのため、転職エージェントからの情報はかなり貴重です。
✔︎ なぜ内部の情報がわかる?
転職エージェントがなぜ内部の情報を持ってるかというと、 定期的に歯科医院にヒアリングしているからです。
その情報は転職希望者にとっても、エージェント側にとっても利益につながります。
メリット ④:アフターサポートしてくれる
転職エージェントを使うと、就職後のサポートをしてくれます。
転職させて終わり…ではなく、転職してどうだったか…というところまで面倒をみてくれるエージェントも増えました。
実際に働き始めてしまうと、 多少条件が違っても違和感を感じつつも仕方ないかと思ってしまいがちなんですよね。
その積み重ねで、私は病みました。
元々の求人情報にあった条件や待遇などが違った時に相談することができるので安心です。
✔︎ 歯科医師の転職につよい転職サイト
・ファーストナビ | 人間関係を重視する先生におすすめ
※ エージェントが院長の人柄などの内部情報をおしえてくれる・まずは登録しておきましょう
・グッピー | 実績をウリにしたい先生におすすめ
※ 独自の適性診断機能をうけられる・スカウト機能を使ってスキルを最大限に売り込める
・イーデンティスト | 面接に不安のある先生におすすめ
※ 歯科業界の老舗企業・求人数はやや少なめ・会員は面接に同行してもらうことができる
歯科医師の転職でエージェントを使う「デメリット」
とはいっても歯科医師の転職でエージェントを使うことはメリットだけではありません。
デメリットも存在します。
・連絡がしつこい場合がある
・当たりはずれがある
・転職まで時間がかかりやすい
連絡のしつこい場合がある
しつこいエージェントは存在します。
転職のエージェントは転職をさせることで利益が生まれます。そのためなんとか強引にでも転職をさせようとしてくる人もいます。
毎日電話があったり、メールがあったりすることもあるようです。わたしも一度だけありました。
どうしても合わない場合は、求人サイトに連絡すればエージェント変更することは簡単にできます。
当たりはずれがある
連絡がしつこいに少し似ていますが、エージェントにも当たりハズレがあります。
正確には「合う・合わない」です。
人間同士なのでどうしても合わない人は存在します。
・話が伝わらない
・ちんぷんかんぷんな提案をしてくる
・タイミングが合わない
・話していてイライラする
経験上、直感は大切です。
転職まで時間がかかりやすい
転職エージェントに依頼すると転職まで時間がかかることがあります。
以下のプロセスが必要だからです。
・転職エージェントに条件を伝える → エージェントが病院を探す → 連絡を待つ
自分で条件検索をして病院に連絡するに比べて、手間はかからない分、時間がかかることが多いです。
とにかくスピード重視という先生には向いていないと思います。
転職エージェントを使うべき歯科医師
転職エージェント使うべき歯科医師の先生は次のとおりです。
・NOと言える先生
・本気で転職を考えている先生
NOと言える先生
「NO」といえることは重要です。
転職エージェントがあなたにとって必ずしも理想の職場を持ってくるとは限らないからです。
「エージェントが紹介したい求人」を持ってくることすらあります。
そのためどんなに焦らされても、 納得できないものであればNOという姿勢が大切です。
私は直接 No と言えない性格なので、基本的にはメールの連絡にしていました。
メールであれば文章で断ることができました。
本気で転職を考えている先生
転職に対して本気度が高い先生にとっては転職エージェントの利用は有効です。
転職エージェントも仕事なので本気度の高い先生に新鮮な情報を持ってきてくれます。
・求人サイトに掲載される前の情報
・しっかりとしたヒアリング済みの病院情報
エージェントを利用しているということは、病院側にも本気度は伝わることになります。
ほとんどの歯科医師の先生は求人サイトを眺めるだけで、登録をしたりエージェントに依頼をするというのはごく一部だからです。
✔︎ 条件の軸は決めておく
エージェントから提案があったときに、イエスかノーかをきめられるよう「軸」を持っておくことは大切です。
給料・勤務時間・福利厚生・セミナー補助…など、優先順位を決めておきましょう。
【経験済み】エージェント機能が充実している歯科医師むけ求人サイト
私は ファーストナビという求人サイトを利用して転職しました。
結果、今も平和に働いています。
エージェントが院長の人柄やスタッフ間の人間関係…を教えてくれたので、事前に内部のイメージをイメージすることができました。
エージェントを介して、「給料」や「雇用条件」の希望を相手に伝えることができた…ということも助かりました。
・人間関係で悩んだことのある
・転職活動そのものが面倒に感じる
…という先生は一度試してみてください。
※ 自分に合った求人サイトを探したいという人は、下記の記事を参考にしてください ▼
【歯科医師の転職】エージェントだけに頼らない
ここまで歯科医師が転職でエージェントを使うメリット・デメリットを紹介してきました。
エージェントは便利ですが、 エージェントだけに任せるというのはリスクもあります。
先ほども話したように、合う合わない、当たりはずれ…があるからです。
そのため求人サイトなどを利用して「自分から情報を取りに行く」ことも重要です。
・エージェントの利用 + 自分で検索
この両立で情報の正確性を上げることができます。
転職活動は大変ですが、エージェント機能を利用して、「自分に合った職場」を探してみてください!
今回は以上です。
✔︎ 良質なエージェントが在籍する歯科医師むけ転職サイト
・ファーストナビ | 人間関係を重視する先生におすすめ
※ エージェントが院長の人柄などの内部情報をおしえてくれる・まずは登録しておきましょう