
『コンクール ジェルコート F』が気になる人「歯磨き粉ならコンクールジェルコートF がよい…って聞いたけど、果たして本当かな。実際の効果やメリット・デメリットなど、コンクール ジェルコートF のレビューを知りたい。」
こういった疑問にこたえます。
✔︎ 本記事の内容
・コンクール ジェルコートF の4つの効果
・コンクールジェルコートF のメリット、デメリット
・コンクール ジェルコートF の使い方
・お得な購入方法

筆者は歯科医師です。
コンクールジェルコートF をつかって毎日、歯を磨いています。
「コンクール ジェルコートF」の効果・メリット・使い方…だけでなく、デメリットも紹介します。
「できることなら虫歯や歯周病になりたくない」…と思っている人は多いですよね。
そんなとき、歯医者さんから「コンクール ジェルコート F」をすすめられた人もいるのではないでしょうか。
この記事では、歯科医院でも薦められることの多い歯磨き粉(ジェル)である、「コンクール ジェルコート F」を解説していきます。
この記事をよむと、コンクールジェルコートF の特徴を知ることができるで、歯の健康を守るための知識が手に入ります。
■ もくじ

【口コミNO.1】 コンクール ジェルコートFを歯医者がレビューする
(画像は公式HPより引用)
コンクール ジェルコートFはフッ素コート歯磨きジェル(Fはフッ素の意味です)として、ウェルテック社より2002年に発売されました。
以来ずっと、歯磨き粉の売れ筋ランキングや口コミで上位を占める人気商品です。
・Amazon歯磨き粉売れ筋ランキング1位
・yahooショッピング歯磨き粉ランキング1位
・LOHACO歯磨き粉(大人用)人気ランキング2位
・2020年歯磨き粉 おすすめ人気ランキング4位
正確にいうと「歯磨き粉」ではなく「歯磨きジェル」ですが、歯科関係者の間からも評判は上々です。
歯医者である私も10年以上、愛用しています。
※ コンクールには「コンクール F」という洗口液もあります。名前が似ているので注意が必要です。
洗口液「コンクール F」の詳細は【口コミ最強のマウスウォッシュ】コンクールF を歯医者が徹底レビューで解説しています。
【4つある】コンクール ジェルコートFのすごい効果
歯科関係者に支持される大きな要因はコンクール ジェルコートF に4つの効果があるからです。
✔︎【コンクール ジェルコートF の効果】
①:高い殺菌作用
②:口臭予防
③:フッ素によるコーティング
④:口と歯に優しい成分
順番にみていきましょう。
コンクール ジェルコートFの効果 ①:殺菌作用
コンクール ジェルコートF には殺菌作用があります。
コンクールジェルコートF に含まれる塩酸クロルヘキシジン(0.05%)が虫歯菌や歯周病菌を殺菌する効果が期待できるからです。
細菌の増殖を防ぐことで、口の中を清潔に保つことができます。
とはいえ、海外の濃度よりは濃度が低いため、殺菌効果をもたせつつ副作用や安全性にも配慮しています。
コンクール ジェルコートFの効果 ②:口臭予防
口臭の予防が期待できます。
口臭の原因は、歯周病菌が原因です。
重症化すると歯がぐらぐらして出血するだけでなく、ドブのような臭いを発します。
コンクール ジェルコートF はその歯周病菌を抑える効果があります。
成分のひとつであるβ-グリチルレチン酸により、炎症も抑えることができます。
結果、嫌な口臭の発生を予防、改善することができます。
コンクール ジェルコートFの効果 ③:フッ素によるコーティング
コンクールジェルコート F に含まれるフッ素(950ppm)により、虫歯の予防・歯の再石灰化・歯質の強化が期待できます。
虫歯は出来始めのものであれば、フッ素による再石灰化(自然治癒)が期待できます。
また定期的に使用して歯をコーティングすることで、歯そのものを強くすることができます。
フッ素の効果は厚生労働省にも認められています。(参考:e-ヘルスネット 厚生労働省)
コンクール ジェルコートFの効果 ④:口と歯に優しい成分
コンクール ジェルコートF は低刺激です。
発泡剤や研磨剤が入っていないので、歯や歯茎を傷つけません。
粗い研磨剤が入っていると、エナメル質と呼ばれる歯の表面を削り、知覚過敏や虫歯の原因になります。
コンクールジェルコート F はそういった無駄な刺激はいっさいありません。
つまり、口に優しい商品です。
【すごい】コンクールジェルコートF のメリット
続いて、コンクール ジェルコートF のメリットを紹介していきます。
✔︎メリット
メリット ①:虫歯の予防になる
メリット ②:ジェルタイプなので、細かいところまで浸透する
メリット ③:妊娠中や授乳中の女性にも使用できる
メリット ④:寝たきりの高齢者にも使用できる
ひとつずつ解説します。
メリット ①:虫歯の予防になる
コンクールジェルコート F には虫歯を予防する効果があります。
虫歯を予防するフッ素が950ppm、配合されているからです。
わたしはコンクールジェルコート F 使いはじめてから10年ほど経ちます。
あくまで個人的な感想ですが、そこから虫歯になっていません。(その後、1本奥歯に虫歯ができました…)
歯医者として歯磨きをしっかりしている…というのはあります。それでも、高い抗菌作用も効果があると思います。
✔︎ 虫歯予防には1,450ppmのフッ化物配合の歯磨き粉がさらに効果あり
虫歯予防だけでいえば、フッ化物1,450ppm配合の歯磨き粉がより効果があります。
コンクールジェルコートF との併用は…ありです。
関連記事 ▶︎ 【おすすめ5選】すぐにポチれるフッ素濃度1450ppmの歯磨き粉【ランキング・注意点あり】
メリット ②:ジェルタイプなので細かいところまで磨ける
通常の歯磨き粉と違って、コンクールジェルコート F はジェルタイプ…です。
そのため「歯と歯ぐきのすき間」や「歯と歯の間」の細い隙間に浸透し、薬効成分が行き届きます。
その場にとどまる時間も長いので、効果は持続しやすいです。
メリット ③:妊娠中や授乳中でも使用できる
コンクールジェルコート Fは妊娠中の方や授乳中の方も使用可能です。
とはいえ、気分や体調が優れなければ使用は控え、歯科医師に相談してください。
✔︎ こどもには注意が必要
小さい子供への使用は注意してください。年齢により、フッ素の濃度と容量が異なります。
フッ素の過剰摂取についての注意喚起も掲載されているので、参考にしてください。
メリット ④:寝たきりの高齢者にも使用できる
コンクールジェルコート Fは寝たきりの高齢者にも使うことができます。
高い抗菌作用に加えて、その場に留まりやすく、虫歯や歯周病予防の効果は高いです。
うがいのできない高齢者の場合は、使用量を少なくしガーゼでしっかり拭き取るようにしましょう。
【事実】コンクールジェルコートF のデメリット
続いて、デメリットを解説します。
✔︎デメリット
デメリット ①:他の歯磨き粉よりも苦い
デメリット ②:歯科専売のため販売店(取扱店)がすくない
デメリット ③:容器が固い
デメリット ④:歯が黒くなる(着色する)ことがある
デメリット ①:他の歯磨き粉よりも苦い
他の歯磨き粉に比べてやや苦い…と感じる人もいます。
味はミントです。
刺激が少ない…という人もいますが、多くは「やや苦い」という感想が多いです。
デメリット ②:歯科専売のため販売店(取扱店)がすくない
コンクールジェルコート F の特徴は、基本的に歯科専売です。
そのため販売店(取扱店)が少ない…というのはデメリットです。
手に入れられるのは、「歯科医院」かAmazonなどの「ネット販売」です。
歯科医院だと定価の1,100円で購入できますが、ネットだと1本あたりの販売額は少し割高(1,400円ほど)です。
薬局やスーパーは販売店に含まれていないので、取り扱いがありません。
デメリット ③:容器が固い
容器が固いので、量が調整しにくいです。フタをあけるときもややキツいのもデメリットです。
一般の歯磨き粉と容器が固く、押し出すことができません。
これには慣れるまで、少し時間がかかります。
デメリット ④:歯が黒くなる(着色する)ことがある
歯が黒くなる(着色する)・黄ばみになる…という可能性があります。
コンクールジェルコート F には歯をツルツルにする研磨剤が含まれていません。
そのため、着色を落とす効果は低く、タバコやコーヒーを多飲するひとは着色したり黄ばみになる可能性がゼロではありません。
コンクールジェルコートFに含まれるキレート剤が汚れや黄ばみを除去してくれます。
ですが、よく磨き・よくうがいする…ことが重要です。
また、海外ではクロルヘキシジンの長期間の使用で歯が黒くなる…という意見もあります。
とはいえ、海外よりも日本よりはクロルヘキシジンの濃度が相当低いので、海外よりもリスクは低いです。実際に黒くなった症例をみたことはありません。
とはいえ、定期的に歯科医院でクリーニング(歯面清掃)を受けておくことは大切です。
※ 着色が心配な方のむし歯予防には先ほど紹介した「1,450ppmフッ素配合の歯磨き粉」がオススメです。
関連記事 ▶︎【おすすめ5選】すぐにポチれるフッ素濃度1450ppmの歯磨き粉【ランキング・注意点あり】
【疑問をすべて解決】よくある質問:10個
コンクールジェルコートFに関して、よくある質問を解説していきます。
✔︎ よくある10の質問
・使用期限はいつまで?
・1回の使用量はどのくらい?
・うがいは必要?
・使用するタイミングは?
・1本でどれくらい使えの?
・副作用はある?
・フッ素は危険じゃないの?
・電動歯ブラシでもつかえる?
・ 妊娠中、授乳中でも使ってよい?
・どこで買えるの?
上記の通りです。
使用期限はいつまで?
製造から3年です。開封後は半年を目安に使用しましょう。
1回の使用量はどのくらい?
適切な量は、成人で0.3g(約2cm)、子どもはその半分です。
イメージは以下の通りです。
うがいは必要?
あくまで歯磨き剤なので、うがいまたは清拭は必要です。
清拭とはガーゼなどで口の中をぬぐうことで、うがいのしにくい高齢者に有効です。
使用するタイミングはいつ?
食後を推奨します。
食後は歯の表面に付着した食べかすにより、歯が溶けやすい環境です。
むし歯・歯周病予防には「食後」のハミガキが効果的です。
1本でどのくらい使える?
1本(内容量は90g) で、適正量を使えば300回分です。
朝晩みがいても、150日使えます。
副作用はあるの?
クロルヘキシジンによる着色があげられます。
クロルヘキシジンはとくにポリフェノールと反応しやすいです。(お茶・コーヒー・赤ワイン…などに多く含まれます。)
ですが、日本でのクロルヘキシジン濃度は0.05%と、国際基準よりもかなり低めですので、問題ないと考えてよいでしょう。
また、アナフィラキシーショックもいままで2例ほど報告されています。
これは歯科医院で観血処置をした際の事例ですので、大きな傷のない口の中であれば問題ありません。
とはいえ心配な人は、かかりつけの歯科医師に一度相談してみることをオススメします。
どの歯磨き粉にも共通することですが、気分や体調が優れなければ使用は控えて病院にいくようにしてください。
フッ素は危険じゃないの?
フッ素危険ではないか?…という意見があります。
結論からi
うと、通常の使い方をすれば危険性はなく、使用のデメリットは少ないと考えられます。
フッ素(フッ化物)はWHO(世界保健機構)でも虫歯予防の有効性が認められていて、海藻やお茶など自然な食品の中にも多く含まれています。
またアメリカなどでは水道水にフッ化物が混入している(水道フロリデーション)ので、常に口へと提供されています。
一方、日本ではフッ素塗布や歯磨き粉などの局所での使用になるので、容量を守れば、危険性はありません。
とはいえ、どうしてもフッ素が心配な方には次のような「オーガニックの歯磨き粉」を検討してみてください。
電動歯ブラシでも使える?
歯ブラシの種類での制限はありません。
「電動歯ブラシ」でも「手用の歯ブラシ」でも、どちらでも使用可能です。
妊娠中、授乳中でも使ってよい?
メリットでも紹介したように、コンクールジェルコート Fは妊娠中の方や授乳中の方も使用可能です。
ただし繰り返しですが、使用後に気分や体調が優れなければ使用は控え、医師に相談するようにしてください。
どこで買えるの?
上述したようにコンクールジェルコートF は歯科専売のため、「歯科医院」と「ネット」での取り扱いが基本です。
薬局やドラッグストアでの実店舗では取り扱いしていません。
✔︎ ネットでお得に買う
余談になりますが、最近わたしは歯磨き粉を含めほとんどの日用品をネットで購入しています。そのときに思ったのは、「楽天カードをもっていてよかった」ということです。
年会費無料&どこで買い物しても必ず楽天ポイントが1%つく高還元率カードなので、普段使いにもオススメです。
楽天カードは1週間ほどで発行できるので、頻繁にネットショッピングするひとは作っておくと便利です。
公式サイトはこちら ▶︎ 楽天カード【5000ポイント プレゼントキャンペーンあり】
【手順】コンクール ジェルコートFの使い方【すごくシンプル】
① :コンクールジェルコートFを歯ブラシに2cmほどつける
② :口全体をしっかりブラッシングする
③ :ブクブクうがいを数回おこなう
コンクールジェルコート F の使い方は上記の通りです。
一般の歯磨き粉と比べても使い方に大きな違いはありません。
コンクールジェルコート F は仕上げとして、フッ素コート剤としても使用できます。
やり方は「ブラッシング後にジェルコートFをもう一度歯ブラシにとり、全体に行き渡らせるようにブラッシング(フッ素コート)した後、1回だけ軽くうがいをする」です。
これはフッ素をなるべく口に中に長く残すことで、虫歯予防の効果がアップするからです。
【歯科医院での価格が格安】コンクールジェルコートF のお得な買い方
コンクールジェルコート F の定価は1,100円(税込)です。
正直、歯磨き粉としては高額ですが、 それに「見合った効果」はあります。
虫歯になって、歯医者に何度も通ることを考えると、時間的にもコスト的にも節約効果は十分にあるはずです。
コンクールジェルコート F の買い方は2つあります。
・歯科医院で購入する
・ネットで購入する
どちらでも購入することができます。
✔︎ 一番お得な買い方
一番お得な買い方は近所の歯医者で買うこと…です。
1本1,100円で購入できます。
販売会社ウェルテックのカスタマーセンター(0120-17-8049)で、最寄りの取り扱い病院を教えてくれます。
ついでに検診することで虫歯をチェックできますし、かかりつけの歯医者をつくるきっかけにもなるので一石三鳥です。
✔︎ 歯医者に行けないひと・忙しいひとは…
忙しくて歯医者に行く時間がない、歯医者行くのが面倒というひとはAmazonや楽天でも買うことができます。
口コミをみることができるのも安心です。
とはいえ、ネットでの購入は1本のみで買うと定価よりも割高の商品も多いので、料金を確認するようにしましょう。(ネットでの最安値はAmazon)
まとめ買いすると、1本の単価を約1,000円まで落とすことができます。
虫歯や歯周病になって歯医者に通うことになってしまうと、時間もお金もかかってしまいます。痛い思いもしますよね。
あまり知られていませんが、日本人の80%は歯周病です。歯周病は歯がグラグラしてきて、最終的には抜けてしまう怖い病気です。
怖いのは、むし歯だけではないのです。
今のうちからむし歯や歯周病の予防を心がけることで、精神的にも経済的にも時間的にも得をすることができます。
定期的な歯科検診は、歯の寿命を伸ばすことにつながります。忘れないでくださいね。
歯は宝物です。そして、気づいた今が一番軽症…です。
ぜひ一度、コンクール ジェルコートF を試してみてくださいね!今回は以上です。