【7つある】訪問歯科のやりがいと魅力を解説【歯科医師・衛生士向け】

訪問歯科のやりがいや魅力を知りたい歯科関係者の方へ。

 

・訪問歯科に興味があるけど、訪問歯科のやりがいや魅力って何だろう

・誰もが訪問歯科にやりがいや魅力を感じるわけではないよね…

・チャレンジするの不安だな

 

本記事ではこういった疑問にこたえます。

 

対象読者

訪問歯科に興味をもっている医療や介護関係者の方(歯科医師、衛生士、助手、介護職の方)

 

本記事の内容

 

この記事を書いているボクは歯科医師です。

 

歯科医師になってから10年以上、ほぼ毎日、介護施設や精神病院、急性期病院、個人宅を訪問しつつ大学で”高齢者の歯科治療”を教えています。

 

友人と共同でクリニック経営しながら、これまで50以上の医療機関と関わってきまして、多くのスタッフさんと一緒にお仕事してきました。

 

Twitterで情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです。

「認知症と診断されたら、すぐに歯の治療をすべき」という事実はなるべく多くの人に知ってもらいたいな。
歯がボロボロのグラグラで、出血や口臭がひどくても、暴れまくりで触ることすら難しい患者さんをたくさん診てきた。早いうちなら”来たるべき将来にむけた”精度の高い治療を施すことができます。

 

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訪問歯科のやりがい・魅力【7つあります】

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「訪問歯科のやりがい・魅力」は7つあります。

①:高齢者の歯科治療に関われる

②:歯科以外の知識を吸収できる

③:食事の大切さを痛感する

④:コミュニケーション能力が身につく

⑤:ライフワークバランスを大事にできる

⑥:給料は一般歯科と同等にもらえる

⑦:新しい経験を積める

 

上記の通りです。

 

訪問歯科とは

前提として、まず訪問歯科とは何か、を簡単に10秒で説明します。

 

訪問歯科とは、高齢や障害を持っているような介護が必要なに対し、歯科医師と歯科衛生士が自宅や介護施設に訪問して歯の治療をおこなうサービスです。

 

対象は歯科医院に通院できない方、です。

 

一般歯科に比べるとまだまだ知名度は低いですが、高齢化の進む日本では今後もニーズが増え続けている分野です。

 

事実、2020年で介護の必要な人たちは日本に700万人います。

 

この前提もふまえつつ、訪問歯科のやりがいと魅力を紹介していきます。

 

訪問歯科のやりがい・魅力①:高齢者の歯科治療に関われる

その名の通り、訪問歯科では高齢者の治療に携わることができます。

 

特におじいちゃんおばあちゃんが好きな人には、やりがいを感じると思います。

 

これから高齢の方はどんどん増えてくるので、高齢者への治療スキルや経験が積めるのは魅力です。

 

高齢者の歯科治療だけでなく、 有病者や摂食嚥下の治療という一般歯科ではなかなか関わることのない内容に携わることができます。

 

訪問歯科のやりがい・魅力②:歯科以外の知識を吸収できる

訪問歯科では歯科以外の知識も学ぶことができます。

 

訪問歯科診療は患者さんをチームで包括的に考えて、治療をおこないます。

 

患者さんだけでなく家族や介護スタッフ、医師や看護師、薬剤師、栄養士、言語聴覚士など様々な職種の人たちと連携します。
>>参考:【歯科衛生士向け】訪問歯科の仕事内容をわかりやすく解説【業務内容はほぼ書類】

 

しかも将来介護が必要になったりしたときなど、実生活にも役立つものばかりです。

 

訪問歯科のやりがい・魅力③:食事の大切さを痛感する

食事の大切さを身に染みるほど痛感します。

 

食べたくても食べられないという患者さんは多く存在します。

 

普段は食べられて当たり前と思う食事が、いかに貴重なものなのかを考えさせられます。

『意志を確認できない終末期の患者さんでも、「口から食べる」は患者さん自身の満足感につながる。「ひと口も食べられない」と「ひと口食べた」は量の差は小さくても、患者さんや家族の心情的に大きな違いを生みます。人を良くする、と書いて「食」。毎日当たり前に食べているひと口の価値はとても高い』

 

大切な人と大切な時間を過ごす尊さがわかります。

 

訪問歯科のやりがい・魅力④:コミュニケーション能力が身につく

コミュニケーションを取る力が間違いなく伸びます。

 

先ほどもあげたように他の職種の人とも連絡をすることで、色々な人と関わることになるからです。

 

世の中にはいろんな人がいる、という実感をすることができます。

 

全ての人と上手くいくということは難しいということも気づかされます。

 

訪問歯科のやりがい・魅力⑤:ライフワークバランスを大事にできる

訪問歯科は自分のライフワークバランスを保ちつつ働くことができます。

 

一般診療と比べると早く終わることが多く、子育てや介護などライフイベントに対応して働くことができます。

 

自分の時間が欲しい、仕事とメリハリをつけたい、そう考える人には向いています。

 

訪問歯科のやりがい・魅力⑥:給料は一般歯科と同等にもらえる

給料も一般歯科と同等の基準で受け取ることができます。

 

地域差はありますが、一般歯科に比べて極端に低いとか、そういうことはありません。

 

詳しくは訪問歯科衛生士の給料はどのくらい?【一般歯科との相場比較・東京と地方の比較】で解説しています。

 

訪問歯科のやりがい・魅力⑦:新しい経験を積める

なんでもそうですが、新しいことへチャレンジした経験はメリットになります。

 

みんなだれでも最初は初心者です。不安とか心配を抱えながらチャレンジします。

 

その経験は必ず今後にいきます。

 

もし最悪チャレンジして合わないなと思ったら、やめれば良いです。
>>参考:【歯科衛生士向け】 【辞めたい..】退職理由から考える、歯科衛生士におすすめの転職基準【うつ病回避】

 

病院はひとつではありません。あなたを必要としている病院はたくさん存在します。

 

よくある質問:訪問歯科のデメリットは?

なにごとも表裏一体です。訪問歯科にも当然、デメリットもあります。

 

最初からデメリット恐れすぎてもいけませんが、 知っておくことで対策ができます。

 

✔︎ 【訪問歯科のデメリット】

・人間関係がせまい
・書類が多い
・連絡と連携が大変
・腰が悪くなる
・体重が増える
・患者さんの死に直面する

具体的には上記のとおりです。

 

業務的なこともあれば、精神的なこともあります。

 

詳細は【辛い…】訪問歯科衛生士のお仕事、7つのデメリット【大変なのは業務内容だけじゃない】で解説しています。

 

やりがいを感じるか確認する方法【さわりだけでも知りたい】

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訪問歯科のやりがいや魅力を説明されても「でも結局合う合わないは自分次第だよ」と思ったりしますよね。

 

そんな人は訪問歯科はちょっとだけ触ってみて、感触を確かめるということをオススメします。

 

✔︎ 【訪問歯科にやりがいを感じるか確認する方法】

・友人や知り合いに聞いてみる

・高齢者に接して喜びを感じるか確認する

・病院に来なくなった75際以上の患者さんに連絡する

・他院で見学する

・入門書を読んでみる

 

全部じゃなくても、できそうなことから試してみてください。

 

友人、知り合いに聞いてみる

友人や知り合いに聞いてみるのは有効な方法です。

 

実際に関わってる人の生の声を聞くことができます。

 

同期の衛生士や昔働いていた病院の先生など、連絡できる人に聞いてみましょう。

 

できるだけ信頼のおける人がいいです。

 

ここでの注意は訪問歯科のやりがいと職場の働きやすさはリンクしやすいということです。

 

どういうことかというと、興味を感じている分野でも人間関係が悪ければ働きたくなくなりますし、逆に興味がなかった今夜でも人間関係が良い職場だとのめり込んだりします。

 

人間関係はすごく大切なんですよね。そこも含めて知り合いだとしっかり内部情報を教えてくれるので安心です。

 

高齢者に接して喜びを感じるか確認する

高齢者の治療にやりがいとか興味をそそるかは判断基準のひとつです。

 

もし一般歯科に勤めているのであれば、高齢の方が来院することもあると思いますので、自問自答してみましょう。

 

ちょっと血圧が高い人の歯を抜くとか、義歯を作るするとか、治療をしているときの心情は大切です。

 

あとは単純に、高齢者の人と話して楽しいっていうのは基本的にやりがいや魅力につながります。

 

病院に来なくなった75際以上の患者さんに連絡する

今までは通院していたけど急に来なくなってしまった75歳以上の患者さんにアポイント取ってみるのも良い方法です。

 

来なくなったのではなく来れなくなった可能性があるからです。

 

特に75歳以上では何か事情がある可能性があります。

 

急に倒れてしまった後、体調が悪くなってしまったとかそういう人は訪問歯科の対象になるので、一度確認してみて、必要であれば訪問歯科を提案してみましょう。

 

訪問歯科自体の存在も知らないことがありますし、必要としている人かもしれません。

 

他院で見学する

他院での見学も有効です。

 

実際に現場を見て、体で感覚を味わうというのは一番説得力があります。

 

やり方としては本当知り合いの病院にお願いするか、 転職サイトで訪問歯科の求人を出している病院に見学に行くかの二つです。

 

転職サイトを利用する場合は、転職を考えている時期でないと難しいです。

 

歯科医師と衛生士それぞれに訪問歯科でおすすめの転職サイトを紹介してあるので参考にしてみてください。

>>参考①:【歯科医師の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【バイトでもニーズあり】

>>参考②:【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】

 

入門書を読んでみる

実際に訪問歯科について関わる本っていうのを読んでみるとイメージしやすいと思います。

 

本なんて読むのめんどくさいっていう人はインターネットでも充分かと。

 

「訪問歯科 やり方」とか「訪問歯科 仕事内容」「訪問歯科 つらい」などで検索するレビューが見れます。

 

本は専門的書いてあるものも多いのですが、まずは入門的な本を読んだ方が頭に入ってきやすいと思います。

 

分野ごとに2つ紹介しておきますので、興味のある方は目を通してみてください。著者はどちらも歯科医師で、高齢者特に摂食嚥下では日本で有名な先生です。

 

介護なんて歯科とは関係なさそうに見えますが、訪問歯科ではバリバリ関係あります。特に重要な口腔ケアについて図を交えつつ解説していますので、読みやすいです。

図解 介護のための口腔ケア (介護ライブラリー)

図解 介護のための口腔ケア (介護ライブラリー)

  • 作者:菊谷 武
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: 単行本

訪問歯科の対象となる患者さんは食べるということに関して難しい方も多いです。そのような方を支援するという意味でも大きな役割を持っています。そのやり方がわかりやすく解説されています。

 

まずは行動。動きつつ考えるのがオススメです

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今回の記事をまとめます 。

✔︎ 【訪問歯科のやりがい・魅力】

①:高齢者の歯科治療に関われる

②:歯科以外の知識を吸収できる

③:食事の大切さを痛感する

④:コミュニケーション能力が身につく

⑤:ライフワークバランスを大事にできる

⑥:給料は一般歯科と同等にもらえる

⑦:新しい経験を積める

 

✔︎ 【訪問歯科にやりがいを感じるか確認する方法】

・友人や知り合いに聞いてみる

・高齢者に接して喜びを感じるか確認する

・病院に来なくなった75際以上の患者さんに連絡する

・他院で見学する

・入門書を読んでみる

 

私としては訪問歯科はやりがいも魅力もある仕事と感じています。

 

それを感じるためには臨床的なことだけでなく、人間関係や給料など現実的な要素もからんできます。

 

それでもなにごとも動いてみないと何も変わりません。

 

一気に変えるのではなく少しずつ動いてみるだけでも、やがて気づいた時には大きな一歩になったりします。

 

今訪問歯科は必要としている人が増えているのに比べて、医療者の数が足りていません。

 

このページを見た方は訪問歯科少しでも興味を持っている方だと思うので、ぜひ動きつつ考えてみてください 。

 

今回は以上です!

 

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