訪問歯科衛生士は「未経験」こそチャレンジする価値あり【経験不足でも大丈夫】

「未経験」が理由で、訪問歯科に不安を感じている歯科衛生士さんへ

 

・訪問歯科、未経験だけど大丈夫?

・チャレンジしたら、メリットはあるの?

 

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

 

この記事を書いているボクは歯科医師です。歯科医師になってから10年以上ほぼ毎日、介護施設や精神病院、急性期病院、個人宅を訪問しつつ、大学で”高齢者の歯科治療”を教えています。

 

これまで50以上の医療機関と関わってきました。衛生士さんともおそらく100人以上と一緒にお仕事してきまして、”訪問歯科は初めて”という衛生士さんともたくさん出会いました。

 

その経験をシェアします。Twitter で情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです。

 

『医療と介護に携わる人たちに、わりと本気で気をつけてほしいこと・中腰での作業・同じ姿勢が多い・湯船につからない・寒さをなめている・休日はソファでごろ寝。
「腕と足さえ動けば余裕」と完全に腰痛を甘くみていたら、27歳から定期的に地獄をみるハメになった。漢字を見て。腰はマジで”かなめ”』

 

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訪問歯科衛生士は未経験でも大丈夫。やってみる価値はある

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はじめはみんな未経験の初心者

まずは「新しいチャレンジをしようとしている自分」をまず褒めてあげてください。

 

みんな誰でも最初は未経験で、初心者です。不安だったり怖かったり、未知のものに触れると、そんな感情がうまれます。

 

それでも興味を持ってチャレンジしようとしている自分を褒めない理由はありません。

 

小さなことも含めれば、今まできっとたくさんチャレンジしてきましたよね。失敗したことも成功したことも、必ず自分の財産になっています。

 

これからのチャレンジも、 いつか必ず自分の役に立ちます。

 

覚える仕事が限定的

一般歯科に比べて訪問歯科は覚えることが限定的です。

 

持っていく道具の数も限られ、 診療時間も限られているからです。矯正やインプラント審美歯科などの需要もほぼありません。

 

一般歯科と比べて仕事がラクというわけでははなく、広く浅くというよりは狭く深くのイメージです。

 

虫歯を削って、報告書を記入。歯周病の治療して、報告書を記入。歯を抜いて。報告書を記入。口腔ケアして報告書を記入。その繰り返しです。

>>参考:訪問歯科衛生士の仕事内容をわかりやすく解説。

訪問歯科衛生士の仕事は必要とされている

年齢とともに、口の機能は低下してきます。そのため、患者さんが高齢者であることがほとんどの訪問歯科衛生士は、いま必要とされています。

 

2000年で男性”77歳”、女性”84歳”だった平均寿命は2020年で男性”80歳”、女性”87歳”。女性は2050年で90歳を越えると予測されています。

 

平均寿命と健康寿命(心身ともに自立し健康的に生活できる期間)の差は”10年”。つまり「健康でない期間」が10年間も存在することになります。

 

身体の機能が低下して、外出ができない。買い物どころか歯医者さえ通えなくなる人は増えてきます。 歯磨きが難しくなり虫歯になる歯が揺れてくる歯茎から出血する、それでも病院に行けないような人を治療するのが訪問歯科です。

 

必要としている人がいて、その役に立てるって素晴らしいことだと思います。

 

訪問歯科をやるメリット。身につくこと。経験できること。

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高齢者歯科のスキルと知識が身につく

高齢者の歯科治療に関しての、スキルや知識を身に付けることができます。

 

多くの患者さんが、高齢で通院困難です。持病を持っていることがほとんどなので、全身管理からみた歯科治療を勉強する事ができます。脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病など、全身管理の必要な人への歯科治療を間近で経験することができます。

・抜歯
・虫歯治療
・根管治療
・歯周病治療
・クラウンブリッジ
・義歯の調整・修理・作製
・口腔ケア
・摂食嚥下

 

認知症に関してのスキルと知識

認知症の知識とスキルを、身につけることができます。

 

患者さんの多くは認知症を患っていることが多いです。ちょっとした物忘れから歯を磨けない、入れ歯を使うことができない、口が開かないなど、人によって症状が様々です。

 

患者さん一人一人の状態、さらにその日の状況に合わせて診療していく必要があります。少しずつ経験値があがっていきます。

 

介護のスキルと知識

介護の知識を身につけることができます。介護の必要な方がほとんどなので、口だけではなく体調の変化や姿勢、精神的な安定度など様々な角度から患者さんを診察することが必要です。

 

介護と歯科とは一見関係ないように見えますが、実はものすごく密接に関係しています。

 

実際に介護しているのは家族や介護職員さんです。その人たちと情報を共有することで、患者さんの状態を知ることができますし、歯科としてもどのような介護をしているのかを知ることで診療に役立てることができます。

 

これは訪問歯科でしか経験できないことです。

 

ランチ通になる(”食べること”の偉大さを知る)

色々な場所に行ってランチをすることができるので、知らない土地のランチ事情に詳しくなります。

 

訪問歯科診療やっていると『食べることは生きること』と常々、考えさせられるようになります。

 

一回一回の食事を楽しくおいしいものにするためには、なにより歯や口が健康であることが必要です。

 

そんなことを感じながら、おいしいごはん屋さんを探すことができます。美味しいランチはいろんな人と情報交換できるので、心にとっても栄養剤になります。

 

まとめ:訪問歯科衛生士は大変。けれども素晴らしい仕事

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今回の記事をまとめます。

 

・訪問歯科衛生士は未経験こそトライしてほしい

・高齢者、認知症、介護のスキルと知識を学ぶことができる

・”食べること”はステキなこと。毎回の食事をかみしめよう

 

チャレンジした経験は自分の財産となり、必ず活かせる場面がやってきます。

 

必要としている患者さんは本当にたくさんいて、良い職場に巡り会えれば自分の存在価値を思う存分発揮することができます。

 

ぜひ、訪問歯科にチャレンジしてほしいです。今回は以上です。

 

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訪問歯科衛生士の仕事内容をわかりやすく解説。

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