【図解:入れ歯が壊れた!】すぐに訪問歯科を依頼して。当日中に治りやすい順で紹介してみました。家族やケアマネさん、介護士さんたちに知って欲しい。

こんにちは。しろたぬ(歯医者)です。

 

訪問歯科の対象となる通院困難な人(認知症であったり体が不自由であったり障害持ってる人)の入れ歯が壊れてしまったこんなときは訪問歯科を依頼して、修理をしてもらうようにしてください。※訪問歯科の探し方は記事の下に貼り付けておきますね

 

入れ歯が割れてしまうと食事や会話をするのに困ってしまいますよね。
特に総入れ歯を使っていたり、大きめの部分入れ歯を使ってご飯を食べている人にとっては食事が取れなくなってしまいます。

 

なるべく早い修理が望ましいです。

 

入れ歯の壊れ方によってその場で治せる状態と修理に時間のかかる(3日から7日ほど)状態があります。症状ごとにどのような修理が必要になるかを紹介していきます。目安の費用も参考にのせておきます。

 

今壊れてしまった入れ歯がどのような状況でどの程度の期間で修理が終わるのか参考にしてくださいね。

 

そもそもの結論を先に行ってしまうと、通院困難な人の入れ歯が壊れてしまった場合は訪問歯科を依頼するのが基本です。「食べる」ために、「話す」ために、まずは早急に依頼しましょう。

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入れ歯の壊れ方は6つ(上から修理しやすい順)

 

入れ歯の壊れ方は6つに分かれます。どれかに当てはまるはずです。ひとつひとつ解説していきます。

 

上から修理のしやすい順(その場でなおりやすい順)に並べています。下にいけばいくほど当日中の修理が難しくなってしまいます。

①入れ歯が欠けた

②歯がとれた

③入れ歯が(破折)割れた

④バネがとれた

⑤バネが壊れた

⑥入れ歯が粉砕した

①入れ歯が欠けた

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主な原因は入れ歯を落としてしまうことです。入れ歯の縁や細く弱いところが欠けてしまいやすい場所です。

 

部分的に欠けた状態であれば当日の修理は可能です。欠けた破片があればくっつけることもできますし、欠けた部分は尖っていることが多いのでそこを丸めます。

欠けたものを無くしてしまったときでも、その場で入れ歯と同じ材料で修復できます。

②歯がとれた

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入れ歯が欠けたと似ていますが、これは入れ歯本体(ピンクの部分)ではなく歯の部分(人工歯と呼ばれる白い部分)が取れてしまった場合です。

 

取れた歯があればそれをそのまま修復することができます。

 

無くてもその場で作ることができます。実際、歯自体がなくなっている、もしくは捨てたということが多いです。

 

歯の欠片が小さいため見つけられなかったり、食事中に欠けたときには食べ物と一緒に飲み込んでしまっている可能性もあります。本人が認知症などを患っていたりでその時の状況が確認できないときは、咳やむせなどの症状が頻繁にみられる場合はかかりつけ医に連絡しレントゲンを取ってもらいましょう。

 

③入れ歯が(破折)割れた

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原因は落とした、硬いものを噛んでしまった、元々ヒビが入っていた、と色々考えられます。この状態でも当日の修理がほぼ可能です。

 

割れたところを合わせて特殊な材料で固定していきます。割れた部分金属の線を埋め込み補強することも多いです。

 

ただし唯一修理がしにくい状況は、割れた面が金属でできている場合です。

 

多くの入れ歯では、本体のほとんどがピンクのプラスチックの部分がほとんどでできています(金属は少し埋め込まれている程度)ですが、保険外(自費)で作製した入れ歯では金属が多く使われます。

 

この金属部分が割れた場合の修理は難しいです。これは金属が割れた面を頑丈にくっつけることができないからです。そのためその時は再製作になります。

 

④バネがとれた

総入れ歯を使っている場合は読み飛ばしてください。

部分入れ歯使っている場合、入れ歯を歯に引っ掛けるための金属のバネ(クラスプ)が付いています。

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このクラスプが入れ歯本体から外れてしまうこともあります。

 

原因は落としてしまうこと意外に、何度も出し入れすることによる接続部の劣化です。入れ歯の出し入れの際、このクラスプ部分に指を引っ掛けることも多いので、時間が経てば経つほど、外れやすくなります。

 

この場合もその場で本体に装着することができます。他にバネがたくさんついてるような入れ歯だったり、 長時間口を開けることが難しい場合はあえてバネを取り付けないこともあります。そのときは他のバネをきつめにして調整します。

 

⑤バネが破損する

ここからは当日の修理が難しい症状になります。

 

バネの一部が破損することがあります。これも「④バネがとれた」と同じで、落としてしまったか、長年の出し入れによる材料の劣化が主な原因です。

 

特に壊れやすいのは歯を囲むようにして支えているバネの腕の部分です。

 

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壊れてしまった部分が金属と金属の場合は修理することはできません。 そのため歯型を採りバネを作り直すことになります。期間としては3日から1週間程度かかります。

 

また「④バネがとれた」でも書いたように他にバネがたくさん付いている場合は他のバネを調整してそのまま使うこともあります。その際は壊れてしまったバネの尖った部分は丸め、痛みの出ないようにします

⑥入れ歯が粉砕した

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木っ端微塵の状態はその場での修復は困難です。

落とし方が悪かったり、 踏んづけてしまったり、あとは認知機能低下した人でよくあるのが自分で粉々にしてしまうような状況です。

 

細かい破片ばかりになってしまうと修復するのは基本的に困難ですが、まれに修復できる部分だけ修復して使うことも可能な場合もあります。

 

再製作になることが多いです。再製作する場合は1ヶ月ほどかかります。 自ら粉々にしてしまったような場合は作製後の入れ歯の管理が重要になってきます。

 

ほとんどの修理は当日にできる

紹介したように割れた入れ歯のほとんどは当日に修復することができます。

 

できないのは以下の通りです。

・金属と金属の部分で壊れてしまった時

・あまりにも細かく粉砕されている状態

 

また一緒に自分の歯が取れてしまっている場合もあります。そのときは入れ歯の修理だけでなく、歯そのものの修復も必要になるので期間はかかってしまいます。

 

費用

訪問歯科の費用は医療保険と介護保険に分かれています。

 

生活環境(個人宅なのか施設なのか)や壊れ方によって複雑に定められているため一概にはいえません。

 

訪問歯科診療の対象となる1番多いケースで「個人宅に住んでいる窓口1割負担の人」を想定して紹介おきます。これを基準に予想すること方法も書いておきます。

 

「個人宅に住んでいる窓口1割負担の人」が入れ歯の修理をした場合、一度の診療で約3000円前後の負担になります。

※バネを修理したなどの理由で治療を二度おこなった時は場合は約2倍かかると考えてください。
※窓口3割負担の人は3倍になります。
※施設に入居している人は1000円程度負担の減ることがあります。

修理後の違和感には注意

入れ歯は硬い材料でできているため、それが柔らかい歯茎の上とどうしても違和感が出やすいです。

 

特に修理した後は痛みや違和感が出やすいので、治療直後は外す時間を作りながら使うことも大切です。

 

訪問診療の場合は自分で歯医者に行くことが難しいため、痛い時にすぐ対応することが難しいので、あわてず対応してください。

 

入れ歯の良いところは痛みや違和感があった時に外す外すことができることです。

 

無理をせずなじませながら使用するようにしてください。

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