ケアマネージャーと歯医者の不思議な関係。今まで出会った印象深いケアマネさん。

身体が不自由だったり認知機能が進んでいたり高齢だったり、このような「通院の難しい人」への治療は歯科医師が訪問しておこないます。これが訪問歯科と呼ばれる医療サービスです。

訪問歯科を利用するためには患者さんと歯科医師だけではなくその周りの人達と情報を共有する必要があります。特に重要になってくる存在はケアマネージャーさん(以下ケアマネさん)です。
ケアマネさんはボクたち医療従事者からすると介護に携わるプロで介護業界を知るための玄関口とも言える存在です。

「介護と歯科?関係あるの?」不思議に感じる人もいると思います。簡潔に言うと、あります。それも濃い目に。

ボクも初めてのケアマネさんとお会いするときはいつも緊張しますが、ケアマネさんからも初めて歯医者に関わる時にすごく緊張していることが伝わってきます。
今回は歯科医師として今まで100人以上のケアマネージャーさんとか関わった経験から、ケアマネさんからいただいた質問やケアマネさんへの印象について答えてきたと思います。

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そもそも何でケアマネジャーと歯医者?介護と歯科って関係あるの?

冒頭に述べたような身体が不自由だったり認知症だったり高齢だったりする人(以下利用さん)には介護が必要です。介護サービスを受けるときにどのような介護を受けるか計画を立てる必要があります。その計画を立てる仕事をしている人がケアマネさんです。

一方、歯医者には通院するというイメージが強いと思います。ですが通院の難しい利用者さんが歯の痛みや入れ歯の違和感など口のトラブルを訴えたとき、自宅や施設に直接歯医者が治療しにくる訪問歯科というサービスを受けることができます。

その時に利用者さんと歯医者の間に入ってくれるのがケアマネさんです。利用者さんの身体の状況は一人一人異なるため家族構成、持病、性格、服用薬を知ることは歯科治療を行ううえでとても重要です。利用者さんの情報をケアマネさんから共有させてもらって、こちらからも診療計画を共有していく。。ボクからするとかなり濃い関係性になります。

歯医者のボクが思うケアマネさんの印象

今まで一緒にお仕事させてもらったケアマネさん、いろいろな人がいました。基本的に不親切な人はいませんでしたし最初は無愛想人でもでも徐々に心を開いてくれる人がほとんどです。歯科と関わることが最初面倒なことじゃないかと警戒されてることもかなりありましたが、最近は比較的協力体制を整えてくれるケアマネさんが多い気がします。少しは訪問歯科が広まってきたのかな。

ボクが思うケアマネさんの性格としては、利用者さんと積極的にコミュニケーションとるタイプと黙々と仕事をするタイプの両極端な気がします。
気を使いすぎてくれるケアマネさんも多く、申し訳なく思ってしまうことがあります。 一人で何十人もの利用者さんを抱えているのでてんてこまいであるにもかかわらず、その合間をぬって時間を調整したり連絡を取り合ったりしてくれます。

僕の関わるケアマネさんは個人の家の担当をするケアマネ(居宅ケアマネ)さん、老人ホームのような介護施設に常駐しているケアマネ(施設ケアマネ)さんの2パターンです。

直接顔を見てお話しする機会が多いのは圧倒的に介護施設に常駐している施設ケアマネさんです。訪問したときにい在席しているからです。
その反面利用者さんのご家族とお会いすることは少ないです。 あえてご家族と時間を合わせない限り訪問診療に行った時に利用者さんと一緒にいるというのは稀です。

状況を家族にお話ししてくれるのは施設ケアマネさんなので診療計画や内容をきっちりお伝えしておくことが大切です。そういう意味でもケアマネさんとの連携はとてもとても大切です。

逆に個人の家を送信するような場合は家族と直接顔を合わせることの方が多いです。時間を調整してその時間に家を空けておいてもらう必要があるからです。
居宅ケアマネさんとはあえて時間を合わせない限り直接顔を見る事は少ないので、書面や電話で密に連絡を取ること になります。

直接家族に説明することができます。キャラシ医療や介護に分からない家族も多いので丁寧な分かりやすい言葉でお話することがとてもとても大切です。

これからは一人の利用者さんを色々な観点からサポートしていく時代になります。医師、看護師、歯科医師、ケアマネージャー、薬剤師、栄養士、言語聴覚士、介護士、 理学療法士などなど。そのために情報の共有が必要で、お互いの風通りのよい関係が求められます。患者さんの詳細情報を知っているのはケアマネさんで、それをいつも提供していただくことに感謝しています。あと介護についてわからないことを教えてくれることもありがたく思っています。お互いをリスペクトしてこれからも良好な関係を築いていきたいです。

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印象に残っているケアマネさん

また来週!

初めてお会いしたとき色々話をしていい人や〜と思っていたら、次週すでに退職していた。体調不良ではないようなので職場の環境など想像してしまいました。

オッシャ!

「おっしゃ!」が口癖の元気な女性ケアマネさん。いつもひたすら連呼してました。なんとかなる気にさせてくれます。

やっておきます!

「はい!やっておきます!」と返事は良いのだけれど、絶対やってくれないケアマネさん。途中からパターンがよめたので、当日事務所にいるときその場でお願いするようにしました。それだけ忙しいってことですよね。

闇の住人

文書のやり取りはするのですが、ケアマネさん本人はよほどのことがないと登場しない。施設ケアマネさんだったので、相談員さんが中継してくれました。シャイ・・?

連絡が頻繁

すごく利用者さんを置いて細かい性格だったらケアマネさん。毎日のように電話をかけてきて相談をいただきました。休日の「 歯と歯の間にゴマが挟まって取れなくなったようです」連絡は笑ってしまいました。

歯医者になって初めてお会いしたケアマネさん

神でした。歯医者になりたてで介護について右も左もわからない頃。わかりやすく丁寧に色々教えてくれた○木さん。説明能力の高さと優しさに驚愕したことを今でも鮮明におぼえています。感謝しかありません。

まとめ

医療も介護も人と人との関わりです。人をいたわる気持ちが伝播して良い治療に繋がると思っています。世の中には本当にいろんな人がいて、それが個性だということも分かるようになってきました。 これからももっと密な連携を目指しケアマネさんと関わっていきたいと思います。

そして歯科医師は介護に関してまだまだ未熟です。色々教えてもらえると涙が出るくらい嬉しいです。

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